侏儒國 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

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これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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侏儒國    

いつか地獄の大窯が開き 一人残らず きさまらを引き摺り出す時が来るだろう その月が決起の一歴史となり その日こそが革命の火蓋を墜とす記念碑を置く バリケードを築けいつかの講堂に やつらへ手綱を渡すな友よ しみったれた 不信と 晦冥の 昏い隧道をゆく同胞よ 俺達の手が 大宮殿を突くバリケードを築く 青天井を揺るがしめる物見櫓を 大砲の街にて 狂った 正義をかかげ 樵夫の一撃を以て 胡桃の内在を叩き壊せ        [[[   みづからのひたひに降りおろせる斧の砕きぬみづからのたてる侏儒國を                 ]]]


侏儒國 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 925.8
お気に入り数: 2
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2022-10-31
コメント日時 2022-11-09
#ビーレビ杯不参加
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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閲覧指数:925.8
2025/04/12 01時28分11秒現在
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    作品に書かれた推薦文

侏儒國 コメントセクション

コメント数(2)
Snydam
Snydam
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(2022-11-08)

「晦冥」「隧道」という言葉を知らなかったので勉強になりました。 「昏い」は「暗い」より少し光が残っている微細な程度の違いを確かに表しているように感じ、また、「黄昏」を連想させて、日が沈む様子とトンネルを奥へ進んで明るさが徐々に弱まっていく様子の調和を感じました。 調べると、隧道にはトンネルの他に「棺を埋めるために、地中を掘り下げて墓穴へ通じる道」という意味もあり、暗いトンネルでなく「昏い隧道」という表記が、意味も相まって作品の重厚で硬質な質感を更に堅固なものにしているように思います。「樵夫」に関しても、「木こり」の童話的なイメージと違い、無骨で屈強な姿を思い浮かべられます。 最後の、三重に括弧で囲った旧仮名遣いと文語体の一行は荘厳な印象で、正に作品の額縁となっている気がします。

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鷹枕可
Snydamさんへ
(2022-11-09)

うっわ、自作が恥ずかしい……。 評文を頂きましてアザッス。 無駄に重い文体でどうなの?って悩んでたんで、認めてもらえて純粋に嬉しいっす。 本作は、思想を突き詰めた者達が向う破滅への暗い道をひたはしる悲劇を追悼させて頂きつつも。 本当の所では、思想主義も関係は無くて。この時代に真剣に居所を探して已まなかった、追い詰められた若者達への鎮魂の意志を込めてしたためさせていただきました。 願わくば、彼等が死に場所を求めながらも最後まで生きようと足掻き、藻掻いていた、そのような命の形を遺し、伝えられましたならば本懐と存じます。 って、マジかよ、恥ズカシッ。 まじめに。心よりありがとうございました。

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