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好きな曲
ある年代にだけ繰り返してよく聴いた曲がある。 ふたたびじっくりと聴いてみれば、曲のメロディが鍵となって私の記憶を開いてくれる。 あの時の見知った風景と、それを見ている私の心のあり様を、綿菓子のように柔らかく感じさせる。 今でも訪れるその街並みは少しずつ様変わりしていったけど、曲を通した街並みはあの頃のままだ。 陽は川を照らし、木々を揺らす風が街を吹き抜けてゆく。 時間の止まった過去の記憶は、曲が流れるそのあいだだけ、今をいきている。
好きな曲 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 693.3
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-07-12
コメント日時 2024-07-26
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
一種のエッセイ的な感じの優しい詩でいいなと思いました!
1気分や経験と音楽が共感覚的に連動するのは詩が比喩を好むのに似て私も良くわかります。宮沢賢治とか北原白秋がそうだったとか。偉大な詩人ですね!
1最後の一文、何気ないようで鋭いと思いました。というのは、僕たちの体験というのはつまるところすべて脳の中で生まれていることを思えば、"今をいきている"というのは文字通り真実だと思うからです。 でも、あるいはさらに強烈な生とすら言えるかもしれないと、音楽体験を振り返りながら。音楽の情動に訴えかけてくる力は圧倒的で、それがそこら辺の現実よりも現実感を連れてくるのでしょう。ちなみにそこから逆に、現実感には情動が大切だということが分かりますね。 なんだかサイエンスの話になってしまいました(笑)
1このままではティムラー隆ーさんがおっしゃるようにエッセイのままで、わたしにしてみればふうん、で読み終えてしまう。何がわたしの記憶を開いたのか。そこが言葉によって手渡されなければエッセイとしての感動も薄いのです。
1ごめんなさい。書き込むのに行ったり来たりでつい書き忘れてしまう。 ~あの頃のままだ。ここに見られる昔の具体的な情景ですね。散文詩的に叙述していくのならば具体的な情景(心情)は必要なのです。
1たとえ新しく訪れた場所でも、いつもと同じ音楽を流しながら歩くと、その土地に親近感が湧いてしまう。音楽は不思議なものです。 他の方が言うように起伏がないように思われますが、端的に、的確に本質をつかめる人なのではないでしょうか。ぜひ、今度はさらに冒険するような詩を期待します。
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