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ドンイワタは指で食べている フォークや箸を使わないという意味ではない 指が歯になっていて 手のひらが口になっているのである 指が虫歯になると 我々は資格がないにもかかわらず 治療に駆り出された 彼は治療中足の指を器用に使って スタンハンセンの回顧録を読んでいる 治療が終わればゴミを手のひらで おいしそうに食べ始めた ドンイワタの好物はゴミなのだ 食べずに展示することもある 展示した後に食べるためだ 自慢気にゴミの由来の説明版を付けて 周囲の人間にゴミの由来を 周知徹底させてから食べるのだ 公示期間のつもりだろうか しかし彼の指は惚れ惚れするほどだ 曰く言い難く説明し辛いのだが 惚れ惚れしてしまうドンイワタの手の指 我々はドンイワタのファンなのだ
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作品データ
P V 数 : 271.1
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-06-28
コメント日時 2024-07-01
項目 | 全期間(2024/07/06現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ドンイワタっ、誰だよ...って笑いながら読みました。たぶん深い読みが可能な(はず)ですが、わたしには暗号を解読できませんでした。つまり、いつものバカお断りなエイクピア作品です。
0面白い。 理屈ではなく、こころで読むとこんなに面白い詩は他にはない。 手が口になってゴミが好物なドン・イワタ。 まるで怪物のような出立ちだが、恐ろしさは微塵も感じさせずどこか滑稽である。 私が敬愛する芸実家マックス・エルンストなら彼をどのように描いただろうかと妄想する。
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