背伸びした"27"(短編小説・エッセイ) - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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背伸びした"27"(短編小説・エッセイ)    

 背筋が異様に伸びている彼。 いつも黒いTシャツに黒のスキニーをお気に入りで着て、くたびれた古着の黒いキャップをかぶっている。 ラインは細くて、スラッと伸びる首。 佇まいは、アンニュイそのものだった。  私たちには同じ共通点がある。  私たちの敬愛なるNirvanaのカートコバーンは27歳に自ら命を断ち亡くなった。 考えてみれば、ジョニス・ジョップリンも、ジミヘンドリックもドアーズのジムモリソンもそうだ。 そしてなぜか27歳で死ぬんじゃないかって私たちも怯えていたこと。 そのことに気付いたのは彼の家にいる時ふとNirvanaの曲が流れた瞬間だ 「あ!この曲!」 「え?なに、聴くの?意外だね。」 「私カートコバーン大好きなんだ!」 「そうなんだ、俺もだよ。かっこいいよなぁ。」 私たちが夢中になるカートコバーン。  何かに取り憑かれたように血をたぎらせながら叫ぶような声。 ライブパフォーマンスはさらにギターをぶちのめし圧巻だった。 彼の心の闇を歌う魂は、当時の熱狂的なファンの代弁ともなった。  彼は本当にかっこよくて、私たちの憧れで憧れすぎた私たちは何を勘違いしたのか彼が亡くなった"27歳"自分達も死ぬんじゃないかと変なジレンマを抱いていた。 だいたいとてつもなく健全で、ミュージシャンでもない私たち。都市部に住んでる、誰がどう見ても平凡な二人だ。2人は勘違いも肌はだしい、中二病のような考えに爆笑した。 「はー…おっかし。気づいたら越えてたな。」 「あたりまえなんだけどね。」  笑った後、スーパーに行こうってなり彼はカートもよく着た古着のセーターを着てお気に入りのくたびれたキャップを被る。 わたしも古着のもう穴の空いたアランニットカーディガンを来てスニーカーを履く。  2人はひんやりした外に出て並んで歩いた。  どうも彼は恥ずかしがり屋らしい。 手はポケットに入れて、いつものかなり姿勢の良い姿で首を長くして歩いている。 前、友達に猫背になってることを指摘され気にしているらしかった。 私もよく注意されるから、気をつけているつもりだかすぐに猫背になってしまう。そのため、背筋がいつも異様に伸びている彼を見るたびすごいなぁと感心した。 すると、 「背筋ってさ、伸びてた方が服カッコ良く見えるよなぁ。」 と彼がボソリと言った。 確かに… 「でもさ、たまに猫背になってないとなんか似合わない人もいるよね。なんだろ、猫背だからこそ雰囲気がある人っているなぁって。」 …。 彼は黙り込んだ。あれ?なんか変なこと言ったかな? 「ごめん、なんか変なこといったかな?」 「あ、や、なんか寛容というか、分け隔てない考えするよね。なんていうかなんでも受け入れてくれるよね、考え的に。」 …果たしてそうなのだろうか?言われたことがなかったからびっくりした。彼的には共感して欲しかったのだろうか。 ただ大人な考えを言われた気がする。  私がさっきなぜ否定的なことを言ったかというと、ある知り合いの古着屋の店員さんを思い出して言ったのだった。 彼はいつの日か会った道端で、ヒョロ長い身体にイヤホンをつけて、猫背の姿勢でどこかノリノリで横断歩道を渡っていたことがあった。 イヤホンを付けていて自分の世界に浸っていたため、私には気づかなかったが、かなりその猫背具合と古着がマッチしていて異様にアンニュイな雰囲気が出て、まさしくカッコいい様であった。 それから私は猫背である自分に少しだけ肯定的だったが、私の服や身長ではただのおばあちゃんみたいだなと自笑せざるおえなくなった。  シャイで気にしいな彼は古着のくたびれた黒のキャップを被り直し、更に背筋を綺麗に伸ばし歩き出す。 置いてかれないように、ついて行くとセーターに穴が空いていた。 そんな穴でも愛おしい、気づかれないように後ろから手を繋ぎまた背筋を伸ばすのだ。

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作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 195.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-07-02
コメント日時 2024-07-02
項目全期間(2024/07/06現在)
叙情性0
前衛性0
可読性0
エンタメ0
技巧0
音韻0
構成0
総合ポイント0
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
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 エンタメ00
技巧00
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閲覧指数:195.6
2024/07/06 20時01分56秒現在
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    作品に書かれた推薦文

背伸びした"27"(短編小説・エッセイ) コメントセクション

コメント数(2)
ぺえ太
ぺえ太
作品へ
(2024-07-02)

猫背がグランジのルーズ感を際立たせていますね。 インターネットが急速に普及し始める90年代、シアトル発祥のグランジムーブメントが世界を席巻しました。 やがて、椎名林檎が「だってカートみたいだから私がコートニーじゃない」と厭世観たっぷりに歌い、X世代の絶対的アイコンとなったカート・コバーン。思春期真っ盛りだった当時の私も「クラブ27」には憧れを抱いたものでした。 27という数字は若気の至りのピーク値、ある種の沸点を数値化したものという認識です。振り返ると勢いで死んじゃわなくてよかったって場面が平均して27歳頃に多いのかなと

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田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2024-07-02)

28歳が西洋文学でよく、子どもと大人の分岐点として書かれてあります。

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