diary_aryarchive - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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1 # 言葉を捨てたつもりだった、曇らせた日々は詩の中にある、そんな気がして、メロディーのままの鼻唄、散歩道に置いてきてた、積もらせて作ったのは塵の山、息を吹けば崩れるそんな代物、人から遠くなる、孤独な宇宙人に望んでなる、下らないなと思っていた、ついさっきまで、日々が続くから、綴りたくなった、ついさっき。 # 夕焼けのビーチ、恋をしなさいと統計学が私に告げる、なんか行き詰まる、そんな人生に光が差し込むんだってさ、私を理解してくる人がいるかも知れないだなんて、とても怖いよ、この弱さを受け入れてくれるなんて、まるで現人神、もし出逢えたのなら、一緒に居ることの不幸を、私はどれだけ減らす為に変われるだろうか。 # あなたは気紛れに敵を作らないと生きていけないのか、思い通りにいかなかったら、私達に身振り手振りでアピールする、怒る理由が欲しくて、拒絶をしながらも、私達の些細な失敗にアンテナを張り巡らせる、もううんざりなんだよ、自分から始めた敵意を忘れて、いつも被害者の世界に居る、そんな姿勢が嫌いなんだよ。 # 悩みながらも進んでいる、そんな漫画の主人公が芸風でそうしているあなたに見えるようになってから、私はギャグ漫画しか読めなくなった、虫酸の走る素顔だった、吸いきれないスポンジみたいな青春パンク、僕にはこれしかないみたいな事を、延々と繰り返している、もうどっかに消えてくれ、挫けたまま敗れて死んでくれ。 # きっと天国は、中心のない青い空、落ちてもない、上昇もしていない、ただ漂っている、そんなBLUE HEAVEN、太陽は何処にもないから、時間も場所も分からないし、必要としない、冷たさなのない雲が吹いてもいない風に流されて、千切れて消えて、また生えてを繰り返す、そんなBLUE HEAVEN、あなたは多分、そこにいる。 # UFOラジオ、エクスプリメンタル黒魔術、宇宙デ最後の電波を受け取って、滅びた向こうに片想いのメッセージ、地球によく似た惑星で、かぐや姫の詰め込まれた竹が、ミサイルになって打ち上げられる、月に届くまでに、大人になって死んでいく、パーティーはいつも全滅だね、晩餐会は静かなイメージしかないや、しーんとしてる。 # 桃の水道水、真っ白な糖度が蛇口から吹き出る、どこか官能的な味、田舎ファンタジーの日常、エンドレスサマー、宿題を忘れた子供たち、引き延ばされた日没まで駆け回る、都会の夜景は綺麗だね、だけど温かみは感じないな、ずっとこのままでいたいよ、全てが許されるモラトリアムの向こう側、死んだらそんな夏にしまわれたい。 # 緑の軍隊アリが文明都市を食い散らかしている、詩人は役立たずな作品を賞レースに出すことに夢中だ、恩返しをしたい人達の船に乗って、電子の海で宝島を見付けたかったけど、いつの間にかいなくなってしまった、筏を漕ぐのがバカらしくなり、私は地球防衛軍の仲間入りをした、E.D.F!E.D.F!この星を守る為に戦う。 2 # Lemon good-bye、酸っぱさを感じるサヨナラだった、お前はやっぱり要らないから、辛いことがあっても笑って乗り越えられた、シャンプーをいつもより多めにプッシュして泡の中に身を隠した、そしてシャワーを浴びると皮脂と共に私は排水溝へと姿をくらます、それくらいに私は芯まで汚れている、最期は海に流されたい。 # summer distortion、エッジの効いた干上がる音を冷えすぎた部屋から聴いていた、星屑メロディアス、緑が多い景色なのは勿体無い、もう少しだけ色が欲しい、世の中が露骨に悪い方向へと舵を切る、嘘みたいな下品な島で、子供達が脳髄を吸われている、そんな人達が殺されたなら、世界はもっと鮮やかに変わるのかな。 # 深夜怪談、踊り場で蠢く黒い影のステップ、通り抜ける壁の向こう、魂の追突、精神体だけでのセックスは肉体よりも気持ちいい筈、それは死んでからのお楽しみ、貯水槽に落ちたあの娘は、まだ見付からない、NOT FOUND 404、データプールの中でcatcher In the light、光を掴んだ、コインロッカーは産声を鳴らしている。 # 揺れた街、瓦礫は思い出を下敷きにしたまま、インプレゾンビが墜落した飛行機の同じ席に乗る、正体不明の女が電車で人を切付ける、続報はなく消えていった年明け、薄汚れたネオンの明かりを置き去りに、おやすみプンプンの読後感を引きずっていた、乾いた空気に水分が欲しい、吸いやすい空気はたまに喉を痛め付けてくるから。 # いつも触れている、そんなつもりは無いけれど、眼鏡のレンズは指紋の跡が残っている、それを拭き落とすのが車内での日課、挨拶をしても返事の帰ってこない、動く屍達が私を透明人間に作り上げる、きっと道端で死んでしまっても、臭いを放たず腐れ落ちて、骨は誰にも気づかれず踏まれていく、救われる縁から私は外されている。 # 粒ガムの殻を壊す音にフレッシュが詰まっている、そんな気分だ、小指が糸になって約束と運命になったけど、それを辿るには時間が掛かりそうだ、2日程こちらに顔を出さないらしい、流行り病は大変だけど感謝している、皆があなたはそういう人だと諦めながらも疲れてしまっている、このまま戻ってこないで欲しいと願っている。 # 煙草を吸いたいけど、どの銘柄も舌が覚えてしまったから、ココアシガレットをずっと咥えている、薄いハッカみたいな風の吹く朝、睡眠薬に頼らず長く寝てみたい、そう何年も考えている、無駄と思いながらも詩を書いてる、何か口にしたくなるのときっと同じ、願い事は内容が被る度に重くなり、落ちた星を流れ星と呼んでいる。 # ミッドナイト、密度ないと青い夜、この日は全ての生物が交尾をしなかったんだって、そんな出来事に背いて生まれて来てみたかったよ、ライン作業の機械音はインダストリアル、そして大自然のアンビエントを幻聴させる、不満の多い人は不幸を感染させる、蝕まれた私はこの通り、論破と暴力を想像してしまっているんだ。 3 # アフタヌーンを読んだのは、変わり者だねなんて言われたい年頃だったから、今じゃ地元の本屋さんで取り扱ってくれないから、何が始まって、続いて、終わるのか分からないまま生きている、ある晴れた午後だった、梅と桜の花が混じる山の中にいた、まだ今年は風が強くない方だから、春は明るい色が辺りを包んでいる。 # 少女達はフィクションやリアルで辛い目に遇うね、殺し合いに参加させられたり、虐待されて作られた松果体を食べられて捨てられる、理解のある彼くんが足りないよ、解ってあげられた所で何か出来る訳じゃないけどね、ヒステリックが奥に押し込められた週末は、欠伸をしながら過ごせて、平和のスピードはスローだと知った。 # 高いところから、魂の移動を観察する、何かを口にしたいと思うように、言葉を綴りたい、最適化が進んだ私は、孤独な点と点を無理やり線にして束ねている、ある意味で寂しさを消してあげてる、小惑星の光年に渡る距離も、私にかかれば顔も体温も感情も伝わる距離に近付けられる、皆は上から下まで意味があるから辛いんだ。 # ファンファーレ、ガンパレード、破裂音から今日が始まる、メロンサイダーを飲むには、まだ気温が低い気がする、仕事に出掛けた母親を、飼い犬は人よりも長い体感で待ち続けている、胃が叫ぶ中で私はトイレを我慢している、こんな時でも私は神に祈らない、神は誰からも本当の名前で呼ばれない、呼ばれるのを待ち続けている。 # 急募と書かれた錆びた看板、その役目は終えたのだろうか、まだ待ち人は来ませんか、私を知らない、私の知らない場所に生きたかった、未経験者、無資格でも良い、そう書かれていたのに、あなたは要らないと落とされてしまった、普段は意識もしてない、理念を私に求めて、要らないと外された、貧しかった時代を思い出す。 # プラチナエンドが待ってるのなら、このクソっ垂れな世界を愛おしく思ってやろうじゃないか、でもヒステリックアンテナはお断りだ、レッテルバリアや、8年泥棒も愛せない、だから忘れてやりたいんだけど、傷口のない物だから消せやしない、だから許し方を知りたい、それは相手に対してじゃなく、こんな自分に対して。 # そうよ認める、私は病んでる人の自慢話が好きじゃないし、無駄に崇められる人の話題が好きじゃないの、これを言うとひねくれた他人の幸せを望めない奴だと思われるけど、幸せであれと思っているの、話のジャンルとして好きじゃないの、その証拠なのか知らんけど、他人の不幸は言うほど蜜の味だと思ったことはないよ。 # 自分のしていることが間違っていないと肯定したくて、ちょっとした生活動作に長所やメンタルなんてワードを入れて検索する、部屋の窓を開けて日差しを浴びて換気している、心が洗われていくような感覚なのは、風や日差しのおかげなのか、それとも、検索した結果が悪く書かれていなかったからなのかな、安心の理由はなんだろう。 4 # 洗車をしようかなって考えてしまったから、雨はそれだけでも降ってしまう、マーフィーの法則で最も当たる気がする、風は吹かなくても、花は散ってしまうだろうな、ココアシガレットを咥えて、ゆっくりと舐めながら溶かしている、薄いハッカとココアの味が口に広がる、水に流して欲しい事を窓から見える景色に並べた。 # 線路の中に花が咲いている、首を持っていかれるそうだけど、そこまで大きく育たない、花は咲く場所を選んでいるし、どんな場所かを知っている、デバッグビーチで、君の仕組みを見付けていじっている、頼りないパラメーターを強くしておいた、使える魔法の数も多くしておいた、君は本来、とても強くあるべきだ。 # タイヤの交換なんて自分で出来るけど、面倒くさいから頼んでいる、予定外の休みを楽しまなければ勿体無いと思いながらも、コンビニのチキンを買い込んで、缶チューハイを何本も飲みながら崩れたような昼を過ごした、皆が働いている中で、だらしなく過ごすのは気持ちが良いな、まだ職場の皆は働いてる、私はこれから眠る。 # ゼリープールに浸かった、傷口のポピドンヨードゲルが溶けていく、私なりに愛を与えてきたつもりだったのに、原因不明の殺意を何度も浴びてきた、もう散歩に連れていくかも分からない、他人みたいになっていく、更に気持ちが分からなくなっていく、余生の大半を寂しさで埋めて終わらせてやろうと黒い気持ちが巡る。 # 傷の治りを感じられないまま、メントスコーラの動画を眺めている、こんな所から鬱は始まるって言われたのを思い出す、なんか今年もついてないなーと思いながら、明るい曇り空を病院から眺める、普段は働きたくないのに、勤め先に迷惑かけちゃうなって考えてしまう癖を直したい。 # 痛みを知らないで育てて来てしまったせいなのかとな、だからとっても怖がりで、私の肉を食らい付いても噛むことをやめない、左の指は骨が見えている、それでも絆創膏と軟膏でしか処置が出来ない、腐れ落ちそうな予感がする、傷が乾くまで暫くは働くことが出来なさそうだ。 # 感度の悪いスマホで文字を打っている、多分、私は芥川や太宰よりも言葉を書いてきた、そのように思っているのだけれど、名前も知られないまま、文豪や詩人と呼ばれることもなく終わりそうだな、チバユウスケの全インタビューが気になったけど、あれだけ崇めていて思想とかには関心が無いから、買うのを迷っている。 # 疲れてしまっている、身体が重くて、ベッドに沈んで行きそうだ、今日は曇り空だった、夕方には雨が降って、夜にちょっとだけ外に出た時は寒気がした、明日の朝は早く起きてくるな、家族全員が休みだから静かにしてろ、そう言われた、早く目覚めたら何をして過ごそうか、やっぱり二度寝をするしか無いのだろうか。 5 # 12年前に49歳だった人妻が抱かれている動画を見ていた、今はどう生きているのだろと考えてしまう、犬に噛まれた傷が、ゴム手袋の中でふやけて、乾いた茶色から汚い黄色にいつも変わっている、完治までは遠そうだ、きっと壊死するのだろう、下履きの手袋は薄い血液で汚れている、瘡蓋は容易く捲れるが容易に千切れない。 # 身体を壊すまで働いてきた前職の内容を思い出せなくなってきてる、腐れ縁な地元の友達、やり尽くされたいじりが不愉快だったから、年に数回でも会わなくて良いやと思えてしまうこの頃、ありのままを分かって欲しい人がいるけど、何処にいるのか分からない、自分で自分を分かっているつもりだ、恋しいけどうんざりしている。 # 報われないままに死んだ、未練の塊だから幽霊になった、身体がないから私はいないとあなたは言うけど、でもここに魂がちゃんとのこっている、こんな私は大嫌いだけど、1回死んじゃうとまた生をやり直すのが怖くて、ずっとこうやって過ごしてしまう、時代が進む中、人は忘れていく、止まったままの私ですら忘れていく。 # セカンドファイトがあったらしい、剣幕で詰めよった相手がジェスチャーに怯えるという変わった展開だったそうな、疲れから来る頭痛なのだろうか、噛まれた傷口はゴム手袋の中で汗にふやけている、そこから細菌が薬指を伝っているのだろうか、小さいことは見えずに伝わる、きっと私達は大きな事に捕らわれて見過ごしている。 # スマホゲーでは女の子達が銃を持って戦っている、兵器は女の子の姿形をして戦っている、魔法少女は願いのために戦っている、ココアシガレットを舐めながら部屋で過ごす生活にもなれてきた、瘡蓋が痒くなるのはまだ先の話、無理矢理に繋げた言葉が、私の中では文学表現の最適化、例えそれが冒涜であろうとも。 # 理由と答えの無い怒鳴り声、当たっても痺れない雷のようだ、ヒートアップの末、監視カメラがあると脅される、絵に描いたようなパワーハラスメント、不満があるなら此方においで、非正規の受け皿は広い、傷口は動くと、瘡蓋が破けて血が滲む、カロナールが必要だ、死に始めているくっついた皮膚は黒くなっている。 # 今年の春は見たいアニメが余りなさそうだ、使わない時間を何に捧げよう、お題に対してあるべき姿を問う書き込みをする人がいる、お前のあるべきなんて知らない、答えを書けないなら黙っていろ、何処まで行ってもお手軽文芸の世界で、あんたみたいな真剣さは必要としていない、文豪を気取るなら自殺して遺してみせろ。 # ゆらゆら帝国、さよなら発光体、皆が讃えた空洞は、死ぬまで分かりそうに無いよ、にわか雨の中にいる私は、ガレージサイケの頃がやっぱり好きなんだ、活力がなくて暇潰しに見ていたポルノ動画、ホームメイドのセックスが性被害の蔓延した世界で量産されていく、バカにならないと恋愛は出来ない、私は残念ながらちょっと賢いまま。 6 # 百が日が終えて、水溜まりになる心臓、希望を遺したくてここまで生きてきた、久しぶりに歌ってる、マスゴミと変わらない不幸の扱い、ポエマーはきっとどいつも地獄行きだろうな、芝生が青く見えていた、だけど私とそんなに変わらなくなってきたなぁ、こんな私でも大きなリズムビート鳴らせるのだろうか、青く見えるだろうか。 # 国を変える側が馬鹿だから、そこで暮らしてる民も利口じゃない、災害があっても外面選んでお金をばらまく、何兆円も掛けて夢も希望もない万博を築いてる、ワクチンの薬害を無理矢理サプリに擦り付けて、いかれた国日本、戦争は政治家と老人と投票に行かない奴らでやって死ね、私が兵隊なら国会議事堂に特攻して死ぬ。 # そうさ、軽症だけど病んでいる、じゃなきゃこんな自己セラピーをアート語るまで人はやらない、薄い曇り空に太陽が昇ってる、風も寝起きだから微風、気持ちのいい朝だ、こんな日はなるべく歩きたい、鳥は早朝に多くの会話を終わらせてしまうらしい、暗い話を彼らはしない、川の流れはよわくて底は透明だ、早朝の散歩は気持ち良い。 # 彼は朗読を取り入れると活動が終わる、そんな法則に気付いていた頃、天国行きのコンサートチケット、貰うにはまだ早くて逝けない、ホープみたいな生き方を選んでいないから、ドラマチックな生き方だったと勝手に思ってる、最後の曲で光を見つけた、光を掴んだと言っていたから、多分きっとそう、こんな私でも掴めると信じる。 # 芸能マスコミはどうしようもないと詩人が言う、親しい人が死んだ時に、頭の片隅で草稿しちゃってるんだから、どっちもクズだと私は思う、詩を書くほど、繊細や純粋から遠ざかっていく、頭の片隅では添削や推敲が無意識に行われて、心からという感覚を忘れてしまっている、詩なんて興味を持たなければ人になれたのに。 # 怒りの理由を察してくださいに疲れて、互いに透明になる、彼方が気まぐれに始めた事、既に理由を忘れ、嫌悪しなければいけないという態度だけが取り残されている、意味の無い敵意は話し相手を減らして、一人部屋を余計に静かにさせる、可哀想にね、頭が悪いからこうなってしまうんだね、死んだら少しは利口になるのかな。 # 君達の信じた事はたまたま多数派だっただけ、陰謀論と言われたことが、小出しに光を浴びていくね、テレビは興味の無い野球選手の活躍を大袈裟に語って、通訳のギャンブル癖にコメンテーターが少しだけ言い回しを変えて同じことを言っているね、大災害やデモは報道の自由で蓋をされ、大事なことはいつも告げられずに始まる。 # 傷口はやっぱり濡れるから、どうしてもフヤケてしまう、それでも縮まる黒ずんだ瘡蓋を、爪切りで切り離す、薄い黄色の空だった、遠くの砂が汚している、あれだけの火災があったのに、またソーラーパネルが使われない畑に建築される、見慣れた景色が圧迫されていく、カモシカと目が合う、申し訳なくて私は目を反らした。 7 # 窓を開けたまま部屋で寝れる、そんな季節が好きだ、新鮮な空気の交通を常にこの身で感じられる、山を削る重機、草刈り機、トラクターの音は邪魔だけど、いつの間にか寝てしまうから大丈夫、なんだか最近は喉が渇く、お腹が一杯でも水を飲みたい、噛まれた傷はほぼほぼ治ってきてる、来月の診察をサボりたい。 # 放置稼ぎの時間を使って、縮まった身体を伸ばしている、テレビ画面にはナパームで永遠に焼かれるレンジャーと、無限に敵の湧いてくる塔、知的な戦略が出来ないから、力で押す戦い方しか私は知らなさわい、苦しみながらアーマーと武器を集め、回復もしていく、生き地獄のような光景だ、だけどこの先の地獄を温くするのに必要だ。 # 今更ながらの新常識、あんたらが後はホームセンターで買ってこい、そう私に言ったんだ、じゃなきゃ下履きの手袋なんて、何年も私は買わないよ、さよならベヴェル、セーラム、ホープメンソール、私が好んで吸ってる煙草はまた廃盤になっていく、好きな歌手の全インタビュー誌、死後間も無く出たけど喜び方が分からない。 # ジェノサイド、復活からの復習劇、ストーリーと絵の濃い死体がページを埋め尽くしてる、複雑な人間模様は追えなくても気にするな、捲れば死んでる奴が大半、鬼ゴロシ、酔っ払ってないとやってらんないね、素面で戦うのは気が触れてしまう、町の全員が敵、築き上げてくよ肉塊の山、山頂に築くよ肉壁の城、まだ温かい腸と血。 # 言葉を丁寧に扱う詩人ばかりだ、どいつも選びすぎている、1つ1つが破綻していても、他人は勝手に繋いでいくんだ、言葉はあなたが補強しないといけないほど弱くないし、逆に正しく伝われと選んだ所で誰かには誤解されるんだ、わざわざ縛り付けて窮屈な詩を書いてるんじゃない、勝手に伝わるし、全く伝わらない時もある。 # 言い伝えすら無い田舎の空気、強風は吹かなくとも決まった頃合いで葉桜に変わるのね、今年は花見をすることが多かった、何もないこの場所は落ち着くけど、受け止める物が少ないから、向かい風が都心よりも強く当たる、ソーラーパネルが建ち並んだら少しはマシになるのかな、あまり見たくない景色になりそうだな。 # 決めポーズしてるけど、所詮はホビット悲しいね、汚れた恋愛のメモリーを、残らず消さなきゃ始まらないよ、私は何も始めていない、だから遅れてもいない、周りが高くなった普通の幸せを語るから、間違ってるのかなと思ったりするだけ、高嶺の花だけど道端にも咲いてる、互いに上ばかり見て周りを見ないから出逢えない。 # 雨が降るとまだ寒くて、長く住んでいても、顔と名前と声が一致しない、生き物の気配が薄まっている、どうして戦争をしない方へと歩む事が出来ないのだろうか、血の臭いをちらつかせてばかり、もし私達が駆り出される時、政治家には最前線で死んでもらいたい、あなた達が争いたいだけで、平民は悪人も平和を望んでいる。 8 # 健康的に忘れてしまいたい、何度も思い出しては膨らましてる、こんなバカな事をもうしたくない、取り敢えず息を止める、苦しくなって、呼吸だけについて考えるようになるを繰り返す、そうやって忘れる、開けてる窓から近所の野焼き、煙が入ってくる、嫌煙家には分からない、火を灯して灰になる物の香りや過程の美しさ。 # あなたはデッドアカウントになっている、それで良いんだ、もう帰ってくるな、建前だらけで本音を言うと面倒な事になる外の方が、やっぱり世界は広がっている、靴擦れをしている足で、私はこれから日を浴びに出掛けよう、内側の澱みが背中から抜けてく感覚、コップ一杯の水から全身が起動する感覚、あぁ…生きてるは常に外にある。 # 春の山菜は、姿形が違えど同じような苦味を持っている、きっとあなたと私も同じ、噛んでみると苦味が出て来るそんな気がする、休みの日は、なるべく耳栓はしないようにして寝てる、生きてる声がうるさく聞こえてしまう感覚が嫌だから、蛙の声も、鳥の声も、風が木々を撫で雨が石を叩くのも、休みくらいは受け入れて眠りたい。 # そしじになる、幻の言葉を呟く、しけた林檎を食べるのが好きだ、病んではいないが葛湯の味に触れたくなる事がある、明日は寒天入りの杏仁豆腐と、カスタードプリン味を食べたい、コーヒーを飲むなら、砂糖もミルクも全部入れる、それが一番美味しい飲み方、ブラックだけの、子供が背伸びしたような飲み方はしたくない。 # 月の温度に触れてみる、そんながあっても良いかなと、飲んだくれながら思う、まだ暗い朝に目が覚めて、酔いが抜けずに頭を叩いている、懲りずに繰り返す、ずっとそうやって生きてきた、たまには何かに祈ろうか、いや、無駄な事だなと水を何杯も飲み干す、神秘なんてなんの役にもたたない、重い血を洗面台で薄め続ける。 # ダイニングメッセージ、常に何かを遺してるつもり、最近の私は思う、全部無かったことに出来ないかなと、頭痛で潰した日曜日、水で逃がすアルコール、妖精の尻尾を少し掴んだ、換気のされた涼しい部屋で、空を飛行機雲が網状に漂っている、病気になって欲しいから、悪い人達が撒いている、見上げるのが悲しくなってきた。 # 目薬で明るくなりすぎた風景は結局、瞳を疲れさせるんだ、誰もがちょっと鈍い色に慣れている、本当のリアル、馬鹿らしい表現、だけど言うならそんな感じ、超現実になってるから刺激的になっている、野生のケシが咲いている、何処かで外人が来てたって話があったな、先に摘んでトリップしよう、人生スリップ詰んでみようかな。 # ララバイって聞くけどどんな意味、スマホで調べられるけど、頭を使って考えなくなった気がするから、何も使わずに考える、きっと言葉に出来ないものを買ったり、形無いものは常に側にあったり、見えないものにサヨナラをすることなんだと思う、実際は子守唄って意味らしい、素敵だけど、私の想像よりは劣ってるなぁ。 9 # 宝島で殺されたって仕方がない人生、下請け方式で人殺しは始まる時代、踏み外した子役俳優、ガソリン撒いて肉を炭にする、焼き肉を食べながらのニュース、関係ないから美味しいまま、向上したいなら勝手にしてろ、遊び場は遊ぶ場所なんだ、真面目な奴が1人でもいると息苦しくなるんだ、追い込むなら1人でも出来る。 # いつも通りの平和な休日を過ごした、もっと何かをした方が良いと誰かが言う、私もそう思って考えたり行動したりするけど、なんかしっくり来ないんだよね、世界が狭い気がする、その代わりに深いってわけでも無いんだ、きっと新しいやりたいは閃きのようにやって来ると思うんだ、動きは無いけど新しいマンガを沢山読んでる。 # 反応の悪いスマホに限界を感じながらも使い続ける、今年は流石に買い替えなければいけない、そんな気がしている、バター多めの塩ラーメンがお腹をぐるぐる鳴らしていた、葛湯の優しさが催した、そんなんじゃないと思う、やることが無いから早く帰される、無理に稼がない、健康を取っているけど、少しだけ忙しさが欲しい。 # 病を振り撒く飛行機雲、数日後には雨が降るらしい、マーフィーの法則くらいにしか思わないし、騒いだって外にでなけりゃいけないし、あんな高度に声は届かない、私の町の隅っこは、朽ちた空き家が増えている、災害が起きる前からずっと、皆、何処かへ消えて、いつの間にか死んでいて、生活の影を残す家だけが取り残される。 # 闇深い宝島の事件、世界は海に沈むと博士は言う、期待外れの引き伸ばされた最終決戦、尻尾は蛇だった、異世界で大統領が怪物に乗る、そんなファンタジーに私は夢中、今日は手が忙しい、ゴールデンウィークが待ち遠しい、特別な予定は無いけれど、ゆっくりと身体を休日に溶かしたい、葛湯が茶碗の中で出来上がっていく。 # チンパンの末裔、招いた結果を忘れて他責に生きる今日、曜日を忘れて回収されないクリーニングを今日出す、長風呂が原因なのかな、鼻血を久しぶりに出した、キーゼルバッハのクラシック、天才的な鉄の味がする旋律、5月の朝なのにとても寒い、予定の無いまま大型連休を迎える、遠くに行く理由を意味もなく考える。 # 眩しい空は、まだ空気に熱を伝え切れていない、この時が一番、呼吸のしやすい時間だと私は強く煙草を吸った、昨日から日を跨ぎ朝を迎えた、眠くならなかったんだ、予定がないのに遠足みたいなテンションだった、7時には野菜炒めを食べよう、料理はなるべくするようにしてるけど、残り物があるなら甘えて食べる。 # 考えて事に飽きたから、スピリチュアル、言霊の法則、ライン作業の投入時、自分の人生は素晴らしくなると言いながら行う、無口になると不満が溜まる、前頭葉の萎んだ猿を眺めてたら、こうやって過ごした方が正解だと自賛を繰り返す、さぁ、とうの昔に学び終えたんだ先生、早く私から卒業してくれたらとても最高だ。 10 # まだ今年は雷を見ていない、自分は付いていないから、いつかこの広い世界で頭上に落ちてくる、そんな心配をしてしまう、屋根がある場所に住めるのは幸せだ、野晒しは孤独を感じて余計に凍えてしまいそうだから、濡れるならどしゃ降りであって欲しい、言えなかったこと、恥ずかしいこと、全部言っても流してしまうから。 # 日照子を夕方に例える、部屋は常に日没だ、眠る為に作られている、大きな寝返りを繰り返すから、引っ張られたシーツが破けてしまってる、この前は真夏日だったのに、小雨が続くとこんなに冷え込んでしまう、神経が気温に追い付けない、それでもカエルが喜んでるなら良しとしよう、鳴くならエレジーよりもアンセムで。 # 涼しい風が肌を撫でる、トゲのついた外来のタンポポが庭に生えている、雨上がりだから抜けやすい、アスファルトの上に曝して枯れた頃に捨てる、余計な出費がでた日は開き直って、多めに引き落とす私がいる、そして欲してもない味を求めて菓子と煙草を買う、チョコとキャスターの煙を口内で転がす、無口でも口の中は忙しい。 # カーテンも窓も久しぶりに全開だから、意味があるのか分からないけど、物置きの扉を開けて蘇生を試みる、たまには心に蓋したものも開けた方がいい気がしてきたけど、私は鍵のある場所を知らない、何と無く湿気ってカビ臭い感じがする、穴の空いたパジャマを裁縫で縫う、これも蘇生なのか、望まない延命なのだろうか。 # ガラスの靴を履ける程、静かな歩き方を出来ないから、シンデレラはずっとサンダル、焼けたビーチを歩いてる、王子はそれでも美しいと言ってはくれなかった、私達はどこまで行っても他人だから、思い通りに決してならない、ラッパーが歌で戦争をする、ビーフは極上の味になり、大衆はその後の味を、味蕾から、未来の予測する。 # 天使の渡る横断歩道、いつも静か、誰も轢かれないね、何も起こらない輝きの日々を過ごし、予定が狂って後始末だけが平日に取り残された、もうあなたの望んだ私はいない、拙い言葉しか吐けない、そんな私でも愛してくれますか、なんてね、そこまで重くは考えていないよ、花が一生、告げないように、私も暫く黙っていたいの。 # 壊れたスマホ、パカパカ開く液晶画面、使い続けて2年になる、物を大切にしてるんじゃなくね、単に面倒くさいだけ、何にせよ数分で全てが終わらないから、テープで無理矢理に押さえているだけ、さっさと直せと人は言う、そうね確かに、でも動かせてしまうなら、このままで良いやと私は考える、ある意味で誰よりも寛大だ。 # 裏表水族館で待ち合わせ、そして乗り物を持っているから税を払いにコンビニへ、世界のラッパーがどっちがリアルかを競ってる、私からすればどちらもパフォーマンス、生い立ちも含めて全部フェイク、重い過去、シリアスなビート、メッセージ性のあるリリック、全部要らないよ、いつまでも自分に捕らわれてしんどくないかい。 11 # Yes(はい)になって、highになって、灰になって、愛になって、生き物全てがヘドバンすれば、誰かに対してのグーは、ピースのチョキになって、手と手を繋ぐパーになる、イカれたバタフライエフェクト、これがたった1つの冴えたやり方なら、首は横じゃなくて縦に降るしかないんじゃないかな、皆を連れていく重金属と大合唱。 # クソに残った養分を吸うギンバエの光沢は、私なんかよりも生命として輝いてる、そしてお前よりもずっと、人になれない出来損ないだから、詩なんて文字を前に付けて生きてます、弱くて汚れてない程、言葉は強くあって欲しい、赤ちゃんの喃語に全ての詩人は敗北してしまえば良いんだ、私も、お前も、オギャアには敵わない。 # 駆けない奴に、私は要は無い、そこで理由を並べて地団駄でも踏んでろ、まぐれでもタップダンスにすらならない、そんな奴は遊園地に行かなくていい、深夜に車を走らせた、高速で世界線を飛び越える、そんな気がしていた、だけど多分、なんも変わらない、だけど多分、それで良いんだ、やらないよりは何かは変わった筈だから。 # 農薬が強くなってきてるから、オタマジャクシは小さい身体でカエルになることを選んだ、小指の第一関節くらいのカエル達は夜に合唱をする、小さくなっても命の合唱はとても大きい、私達も集まって何か叫ぼうよ、そうしないといけない時代になりそうだ、1人に拡声器を持たせて叫ばせてるのはお仕舞いにしよう。 # 眠れなかった夜を越えた、枕は夢を見てないから萎んだまま、スペクタクルな夢を見続ければ、この星を埋め尽くす程に大きく膨らむ、皆はそこで眠る、そして目が覚めた時には蝶々になって、果てのない花畑を飛んでいる、蜘蛛の糸に捕らわれない、そんな世界を羽ばたいている、私達の正体は神様が隠している。 # かみさまー、かみさまー、あなたそればかりね、かみさまの名前を言ってあげたことはあるのかな、あなたも、あなたも、だから願い事は叶わない、かみさまが困っている時に、あなたは何かしてあげたことあるの、あなたも、あなたも、してもらってばかり、ギブミー、プリーズ、ヘルプミー、あなた達、死んじゃえばいいのに。 # 井戸の底は水がなくて、死体と影が滞在していた、行方不明の女の子、神隠しから辿る降霊術、裏返る瞳で何を視る、魂が家から持ち去られ、岬へ捧げられる、隠し事は口無しになってから表に現れる、穢れは塗り重ねられ闇になり、森は黙ったまま、海は拐ったまま、血肉と骨は分配される、お呪いは終わらせ方が一番大事なのに。 # スーパースター、だからなんだ、どうでもいい輝きを毎日見せ付けられる、太陽の方が私には大事だ、お前なんて影も残せない程に小さい、誰がそんなに話題にしてるんだ、スーパーミーを着て喜んでるバカの類いが世の中を動かしてるんだろうな、賢く生きろだとか下らないよ、きっとバカの台詞だ、馬鹿馬鹿しくて、騒々しい。 12 # お気に入りのメモ帳はアプリの世界から消えた、完治した傷を見せに行くのが面倒だから、明日は行けなくなったと嘘を付こう、代わりに医療補助の申請をしに市役所へ、土曜日には健康診断がある、身体に良いことは多少はしてるけど、囚われて生きたくない、悪いことをした方が人生は豊かな色になる。 # 大雨、強風、叩き付ける今日、土と通院拒否の決意を固める、市役所も晴れたら行けばいいや、部屋の隅、忘れられた砂時計が、流れきってから何年になるのだろう、工場はきっと湿度が高い、動きの少ない立ち仕事の中でも、汗は滴り落ちて、舌はいつの間にか渇いてしまう、野桜も今日で全て散ってしまうだろう。 # 黄緑の原野、コンクリート、濡れる太陽と気分のいい日、ノックの音、フェイクなポルターガイスト、優しさが砕けて空中に溶けていく、満たされても尚、水を飲み干して薄めていくよ、攻撃性は血液の濃さから始まるって、誰かが言っていた、歴史は歴史でしか過ちを正せないらしい、私達もそうなんだろうね。 # 冷たく燃えるオーロラが、私達の溜め込んでたら玉になった電波を解放してくれたらって思うんだけど、そんな事は無いとテレビは語らずに否定した、これからまた少し寒くなるらしい、身体の調子が間に合わないよ、きっとあなたが居なくなったら、私はもっとこの世のスピードに追い付けなくなる。 # 飛び込んでくる鉄塊を、私の光線は射抜いてくれる、場面は変わり、友達も、前職の患者も、全てが親族になって、豪邸になった我が家で年に一度のパーティーをすることになった、私も女だからと料理を作っては、既に飲み始めてる所に届けるお仕事をしていた、その途中で夕方の海を泳ぎ、現で失禁をしていた。 # 昔からアイス類を口にするのはいつも家の中だけだった、誰かにそうしろと言われたわけでもない、勝手にそうしてしまっている、気付いたところで困らない、こんな下らないルールを後、私は何個抱えているのだろう、もし無くしてしまう、きっと私は私でなくなってしまって、少し寂しくなるのだろうな。 # 気狂いな風に犯されて、網戸は壊れたまま嵌められる、そしてバカネジになってしまいそうな十字架に、光が射し込む、イエスは穴だらけ、救えない奴等を産み出したから、そうなっても構わない、市役所、障害福祉課、働く人達は盲目で、知的と身体に問題がある、席は空いてるんだ、さっさと名前を呼べ。 # チー牛だとか下らないな、食べ辛さを感じる程、私は生き辛さを感じてない、YouTubeに動画を出してる繊細さん達の存在に図太さを感じる、性別の弱者がまた権利を主張してる、お前達の事は知らないけれど優遇しろと叫んでる、動物や環境を愛してる人達は、常に何かにイライラをしている、栄養不足だ。 13 # 月が欠ける、次は駆ける、ツキは賭ける、繰り返す、ぶちまけるグリーンラベル、打ち上げるロケットは、脱法的なラブを極北に、損な愛情表現に会場騒然、巻き起こせ内臓音源、心臓ドクドク、皇帝のビート、闇の声、赤い肖像画の裏にサタニズム、バフォメット、黒山羊の頭、魂を売った猿、岩石に固められる。 # 悪魔崇拝、飽くまで友愛、あくまでYou & Iだけの秘密、この身体が兵器になっても平気で愛してくれますか、最終兵器、ライフゲージはMAX振り切っている、サービス精神は戦艦要塞になるほど削がれていく、ねぇちせ、こんな世界でちっぽけだよ、戦えないのに隣にいたいのは罪なのだろうか。 # 正体不明の冷戦から雪解け、あなたが傷付く温度と距離について考える、ミステリーよりも分からない、健康診断が早朝にある、疲れた身体は蛋白尿の排出を予感させる、水をガブ飲みして、老廃物を流し血を薄める、日頃のアルコールが無言の肝臓を叩いてるのが数値化される、生きる為に必要な自傷と現象。 # 根っ子の部分は変わらないから、同じものを召し上がりたくなる、気持ちが良くなる最適解を誰もが持っている、全てを理解して見るポルノ動画は最高だ、同じ女が同じ男に腰を振り振られ果てる姿を見るのが止められない、セックスは開拓よりも安定感が欲しい、ここでイケるというテクノなオーガズムが。 # パラパラ散らばるバラバラなパラドックス、パズルのピースにしても完成しない、海の香りがする町に普段は用なんてないけど、内側の仕組みを診て貰うから、遠足気分で車を走らせた、ハイパーポップでカラフルに空気を染めてくよ、カラメルも絡めて美味しくしていくよ、血の色を作り上げるよ。 # 忘却の一本道をスピード上げて駆ける、ワープの出来ないハイパーポップを聴きながら、モザイクが剥がれて、景色が記憶に付着する、山の高さはスカイツリーを越える、喫煙で硬くなった肺が膨らまし登山する、山頂からデジャブな海岸を見渡して、雨に打たれ大半が散った花道を今度は下っていく。 # アルコールにラブコール、あれだけ開けた窓があれば、この建物は外と変わらない、1週間ほどの禁欲で私は頭が一杯になる、擦り、線が一本だけ走っていく、あの感じがまた欲しいと、何度も繰り返す、ヤニのついた白かった天井に、煙を昇らせる、今日は暑いから除湿だってエアコンにかけてしまう。 # 出所不明の量産されたRPGダンスを眺め、パスタを折られたイタリア人を見て眠る、時計を確認すると最近は数字がゾロ目なことが多くて、こんな小さな事に奇跡を使いたくないと思っている、皆は坂の上に海があった時の違和感を味わったことがあるだろうか、海は常に坂を下った時にあるものだと思っていたんだ。 14 # 薄切りの満月が夜の海、黄泉の国を照らしてる、この世界の片隅で、痛みを含んだ雨が、悲鳴を掻き消すどしゃ降りになっている、それなのに小さな幸せ噛み締めて生きてるって言うのは贅沢だよね、私達は大きく生きなきゃいけない、それが遠くで苦しんで生きてる人達への礼儀なのかも知れない。 # 付き合っている病は、治るなら個性にしちゃいけないなぁ、病名に縋り付いて自分を作るのは、生まれた時代をやたらと誇る人くらいに寂しい、文学を語るあなたは躁鬱の生活保護、知ってるかい、出来る奴は病まずに凄いのを語るよりも書いちゃうし、病んでも魅了させちゃうの、あなたは完治に向けず語るだけ。 # 壊れたレズビアン、権利を旗に振り回す、AEDは誰も使いたがらない、電流の交通、稲妻みたいな恋は始まらない、心停止した海を眺めながら、麻婆豆腐を食べていた私は、ヤニの苦味を落とさぬまま、煙管で一服を済ませた、嫌いな奴の車を運転して、追突したことを詫びる夢を見た、私は奴に謝りたくなかった。 # 言葉の世界ではあるがままに、そうやって綴ってきた日々、見直してみたら無責任で、見えっ張りで、陰湿で、変わる為の行動もせずに騒いでる、性格の悪い奴が一人いるだけだった、私はどうしようもない、でも私だけじゃない、皆だってきっとそう、そうだって思わないと、これ以上は保てない。 # 知り合いの誰からだと期待しながらメールを確認してしまう、もうメルマガと迷惑メールしか来ないというのに、私から誰かに送ることもなくなってしまった、誰かに話したいことが見付からない、血の通った話を最後にしたのはいつだったろうか、誰も居ない散歩道で、歌って声を出す、山びこは返ってこない。 # 値上がりしていく物価の中で、私の価値は下がっていく、いつかエアコンも気安く掛けられなくなって、氷枕に頭を乗せて寝るようになるのだろう、届かなくなるものを必要としない生活をしなければいけない、手の隙間から溢さないように生きなきゃ、星なんて要らない願いは叶わないから、余裕だけが欲しい。 # 型がないよりも隙がない方がカッコいいね、スケベなゲームなのに、音楽だけは下品さの欠片もない、澄んだ綺麗なメロディーがサントラで流れている、今日も機械のカチカチとしたリズムに合わせて、言霊を増産していく、私の人生は大成功で大正解で大勝利なのだと、ライン作業しながらマスクの内側で呟く。 # 無駄な言葉を並べてたら贅肉の付いた身体になった、ながら運動すらサボりだして、今年の始めに誓ったことは、半年もすれば大半が出来ていない、それでも過ごせているのだ、いい加減で世の中は回っている、子供の頃に見ていた大人は何処にもいない、テレビでは人殺しの報道がされている、大人が大人を殺してる。 15 # 置き忘れた筈の下履き手袋が、帰って来たら家出してた、昨日の午前は真夏日で風もないのに蜃気楼が揺れていた、エアコンの加減はいまいち分からないし、買ってきた耳栓の付け心地は良くなくて、ろくに眠れず過ごしてた、なんとなく不機嫌になる夢を見たのは覚えてる、会心の一撃は貰ってばかりだ。 # 足の裏が苦しくなる、古い私が層になり重なってるからだ、軽石で削っていく、やがて跡形もなく私は排水溝に流れていく、煙管は直ぐにヤニの苦味がこびりついて、口の中に入り込む、不健康な色が渦を巻く、煙は幽霊みたいに空中を漂い、軽く開けた窓から外へ、そして雲となり、雨となり、循環の輪に入る。 # 強風が、網戸を押し壊す、慣れない手付きで、固まったバカネジをドライバーで抉じ開けて嵌め直す、きっと私もどっか壊れていて、ネジもイカれてるから外せずにいる、ドライバーは見当たらない、中からは軋んだ音が痛みや悲鳴となり聴こえてる、説明書は無いし、メンテナンスも保証も付いていない。 # まだ新しい耳栓を、耳穴に嵌める為に細くしながら、口笛を吹いている真夜中、蛇以外のものが寄ってくるのなら何だろうか、幸福は近づいて来ないのだろうか、酒も飲まずに聴くブルースは、身体に染み込まない、あれは酔っ払いながら聴くものだ、黄金の蟻と銀の蜘蛛の群れ、宇宙人を高所で待ち伏せてる。 # 君の心臓になりたいなぁ、気持ちが一番伝わる場所にボクはいたい、爆弾低気圧が南から勢力を増してやって来る、なんとなく横になってしまいたいのはきっとそのせい、小さな運動を日々欠かさずと誓いながら、コンビニで買った半額パスタ、自宅で温めてる間にスクワット、なんか矛盾してる毎日。 # 雨と共に溶けていく、霊柩車と最近はすれ違う、生きてる人は見掛けないなぁ、田園の真ん中で踊ってるのは神様の仲間、荒れた日に一粒万倍を願い、華麗な舞を披露する、田んぼの様子を見に行って死んでしまうお爺さん達は、Shall we Danceと誘われてしまったから、殆どの人はそれを知らない。 # ムーンフィッシュ、星の川を泳ぐ、地上は雨、脈のような跡を作る、アナログノイズみたいな音を立てて、4輪を走らせる帰り道、欲望に負けてしまうから、何度目なのか分からないたまには良いかを言いながら、コンビニの引力に吸い込まれ、レシート見て高いなと感じて、財布を見て貧しくなったと感じている。 # ラインに乗った甲殻類擬き、立ち尽くし並べる、ベルが鳴ったら手を洗う、具合の悪かった日々、自分の事だけを考えれば良いから、ひたすら横になれた、自分の家族を築いてしまったら、こんなことは出来ないだろうな、お腹を空かせた割には体重計の数値はそれ程だった、削りすぎた踵は伸ばすと痛む。

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作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 579.5
お気に入り数: 2
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-06-07
コメント日時 2024-06-18
#縦書き
項目全期間(2024/07/06現在)投稿後10日間
叙情性00
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閲覧指数:579.5
2024/07/06 20時45分07秒現在
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    作品に書かれた推薦文

diary_aryarchive コメントセクション

コメント数(6)
A・O・I
作品へ
(2024-06-07)

ざっと目を通しました(すいません熟読はしてないです)。うまいですね。とても心地良い(といっては失礼にあたるのかもしれませんが)メロディーで語られているようでした。diary_aryarchiveとあるから日々の書き溜め、詩で語る日記そのものでしょうか。ボリュームがすごいのと、この淡々した熱に読み手は心乱されてしまう気がします。毎日ちょっとずつ読んで己の心に重ね反芻し問い質したい作品でした。

0
カオティクルConverge!!貴音さん
A・O・Iさんへ
(2024-06-08)

まだ反芻していらっしゃいますか?自分は最近まで、詩をやめており文章も箇条書きの日記くらいしか書かなくなっていたんですけど、なんか久しぶり書いて良かったなと思えました。

1
1.5A
作品へ
(2024-06-08)

作者の方のものなのか、自分のものなのか、分からないけれど、読んでいるときにずっと、呼吸をする音が聴こえる。振り向くと真っ暗闇で、うすい布団をかけて眠ろうとすると、耳が起きていて、あっ、まだ、この詩を聴きたかったんだと分かる。 かっこよかったです!

0
カオティクルConverge!!貴音さん
1.5Aさんへ
(2024-06-11)

一応、自分の中ではリズムとビートをちょっと作りながら日々、ツラツラと綴ってたんだけど、なんかいい感じなんですかね?どもですー。

1
佐々木春
佐々木春
作品へ
(2024-06-11)

とてもリズムが良くて面白かったです。純粋にすごいと思いました。また読みたいです。

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カオティクルConverge!!貴音さん
佐々木春さんへ
(2024-06-18)

ありがとうございます。 またリズミカルなものを書いてみたいと思います!

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