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二個優


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B-Reviewerの燈火

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「しろたえ の ひ」とよんでください。 (白絶の火)

2017-12-12

なんて 詩 なんだ これは ! これは。もう。息が出来なくなる。くらい、なんか好きなんだなぁ、という私がいます。 説明することも。読みこんでいくことも。まだまだできないけれど、なんか好きなんだなぁ、という感じ。が横隔膜あたりに広がっています。 書き手としてもなんだか分からない:ゆれるるるるとした気持ちに少しだけなりますが。 でもそれ以上に。 もし、たまたま買った詩集にですね。この一篇があれば。 きっと僕は右上か左上かはわかりませんがドックイヤーを織り込んで、この詩を目当てに嵩張る詩集を鞄に入れて持ち運び、電車やバスの揺れるる中で読むと思います。  公開していただいてありがとうございます。 (がうでぃでぃ)

2017-10-21

手を洗わなくなってくれて、よかった。読み終えた後で安堵した自分がいました。 潔癖なくらい余白を許せない生き方で、今まさに辛さを感じている人、またかつてそうであった人へ響くものがあると思います。 共感する詩だと思います。 まりもさんも指摘されていましたが文字として処理するよりも、 音として朗読された形で(例えばCMなどの形で)、不特定多数の生き辛さを抱える人たちに流したい。届いてほしい。そう思う詩でした。 (『もう、手は洗わない』)

2017-10-21

かっこいいっ。ライトレスですみません。でもかっこいい! 二度三度、場所を変えて味わってみたいです。 例えば公園のベンチ、ゆっくりと腰を落とせるカフェのソファ、狭くて綺麗な浴槽の中、退屈な授業の合間。 一定の形の中に構成され保持されている文字群ですから、シチュエーションを変えて美味しさがどう変化するのか。楽しみです。 (奏楽)

2017-09-10

誰かと誰かの逐語録を盗み見しているような、そんなドキドキ感じがありました。 文字の上でホログラムみたいにお話ししているその人が浮かび上がってきそうで、語りかけてほしい。素敵です。好きです。どんな人なんだろうな、この人。 (素直な言葉)

2017-08-23

>まりもさん いつもコメント本当にありがとうございます。 この作品は別の所で朗読用に、というか滑舌のトレーニング用に書いたものをリライトしたものです。(外郎売のような)(言葉のサラダボールのような)との想いがあったので 音の運びに言及してもらえたことは嬉しく思います。早口言葉で読み上げられると、妙な迫力があって面白かったことを思い出します。 イメージや連想のつながりだけで、一見意味が通って流れていくようで、理解はできない、言葉のケーブルが絡まっていくような読後感があればいいのですが。 じゃがりこ へ 連想をつなげてもらえて 面白く新しい発見で、懐かしく検索しちゃいました。 (ケーブルサラダ・フレーズドレッシング)

2017-08-03

まずタイトルが格好いいですよね。目を惹かれる。 それでいてこの文章構成と最後のラスト二行は、紺さん(およそ紺にて、という名前もとても格好良いですね)を示すサインのような、 フォーマットのようで羨ましいです。この形だけで作者が分かるってすごい。 内容の方は思春期を匂わせる読後感でした。 特に二連目から溢れ出る思春期性が広がって自己肯定感が希薄な感じがすーっと表面を覆っていく。 けどその希薄ささえも、馬鹿みたいな空色から射す光によって、白飛びして輪郭や存在がぼやけてしまう悲しさ。 「保健室」も「白色」を連想させます。 「保健室のあの子」というなんだか神秘的で少し触れてはいけないような、事情を抱えていたとしても、それすらぼやけて「あの子は、どうしてる?」と薄れてしまう。 「僕=保健室のあの子」なのか、それとも別人なのか。いったい誰が、誰に、あこがれて、何を渇求しているのだろう。 どちらにせよ関係性が交じり合うことはなく、「好きだよ」って承認することもできず、「かなしさをずっと許さない」だけが残っていく。 全てが曖昧に薄れていくのに。 そういうものだけが残る後味を「ああこれって 夏 ?」と〆てしまえる切れ味のよさが素敵でした。 (あこがれて渇求)

2017-04-24

「ぼくはいまやけくそなきぶんです」の素敵な書き出しから始まる本作が好きです。 ぼくはいまやけくそなきぶんです せかいがぼくのことを 見捨ててしまったように いつもそうしているように 人間の中で 僕も人間だと思い込んで 等身大に暮らしてみたのに なんにもなかった一日でした だなんて!とっても美味しかったです。 テーマとしては「詩と私の在り方について」書かれているのでパーソナルな独白調であっても、すっと共感もできる。 詩を書いたのに それでもまだ詩を書こうとする人は 詩を本当に大切には思っていなくて そんなこと思ったこともなかったので、これまで書いてきた自分の詩に指を指された様でドキッとしました。 今度は「詩以後」が読んでみたいです。 (詩以前)

2017-04-24

かっこいい。 思想的な書きたいテーマがあるように見えて、それは印象派の絵のように結果として浮かび上がってるけど、 実は書きたいものなんてなくてフレーバーテキストとキラーフレーズをパッチワークさせて世界を構成しているような感覚を受信しました。 振り切っているようでいて、何となく読解可能なラインにまとめている感じが、 それこそバランスよくカーニングされているようで面白かったです。 最後の「え………」は隣の子が玄関に現れ客体から当事者になってしまう一瞬の凍てつきをイメージしましたが「………」の余白表現は無粋にも思いました。 無い方がクールかも:) (こんなときの愛)

2017-04-24

ポエニークという詩を投稿するサイトにはじめて投稿したものが本作です。 ビレビュには一番新しいものを先日出したので、今回は一番古いものをと思い投稿しました。当時高校生だったのでリライトしたい思いに駆られました。 でもそこが読みやすさに繋がっているとも思うのでこのままに。見方を少し変えてみる、がテーマの詩です。 桐ヶ谷忍 さん 絵本を連想されてなるほど確かに短い小さなお話としてありそうだと思いました。 色とりどりのカラフルな絵本ですね。 物語のどこかにイノセントな祈りとエールがあればいいですね。温かい読後感を見出していただいて嬉しいです。 もとこ さん 素直で小学生が書いたような、素朴さと新鮮さ。まさに。まさに。まさに。 十代の時に書いたものですので、それを見透かされて恥ずかしい。ただイノセントなものだけではない関係性を含みたかったのか。それがタイトルに現れたのだと思う。 もとこさんの中に「落日を迎え無様に泣き出し失墜した権威の果て見たものが、人から送られたエールであった」というイメージで言語化されて連想が膨らみました。 一番偉そうにしていた強きものが失墜した時、真っ先に優しく声をかけてくれる存在って結局、指をさされて哂われていた弱き者だったりするよなあ。 そこで弱きものが本当は強きものだった・・・みたいな。 花緒 さん 痛いところを衝かれました。仰るとおりですね。ここに出てくる「神様」が何者か。そこまで想いを馳せてはいない=作りこみの甘い作品であると思います。 その甘さが取っ付き易さに成っていればよろしいのですが。いやはやリライトしてみたい思いもあり、これはこれでとも思う次第です。 まりも さん 物事を違う角度から見てみる。リフレーミングしてみると同じものでも違って見えることがあります。 この作品の肝は視点の転換のみですから。アリキタリなモチーフから少しだけ角度を変えて、新鮮な呼吸を吸ってみる。 その後はより深みのある世界へどうぞ。深度のある作品へ向かうための休憩所のような。そんな作品だと思います。まさにライトヴァース。 湯煙 さん 信仰、祈り、願い、エール。どれも相手に向けているようでいて、自分に向けているような。自分のために、相手を思うような所ってありますよね。 手を振るという動作が、こんにちは/さようなら/どっちなのか曖昧なように。 人々は神様から祝福を与えられる、ならば、神様にエールを送ったっていいじゃない。人間だもの。そんな感じですかね。 ぶたみみ さん 詩に初心者があるのかどうかの議論はさておき、お読み頂きありがとうございます。 ぶたみみさんのコメントがこの作品の全てを表現してくれていると思います。 サクッと読めて、ちょっぴり好きになる。そしてスーッと忘れるけど、日常生活の中で雨が降り傘や車を見かけたときに、ああ。と思ってもらえる。そんな作品であれば嬉しい限りです。 (神様の落日)

2017-04-11

書き手が全てを、その一言一句一行に至るまで理解して詩を書く必要はないと思うので、 頂いた感想を絡めて再び自分の書いたものを眺めていました。 作品の解釈や感じ方、どんな額縁を選ぶのかは読み手にあるので、 書き手である僕の以下の文章はあくまで、その行為を損ねないものであってほしいと祈ります。 □ まりも さん 雨を薄めて飲むことにした君、の行為はまさに突然の意思表示であり、生き方の宣言です。 それはある種、現実社会からの減速であり、メインストリームからの離脱であるとしたら、それに直面しながら、僕は君とどう生き行くのか、の構図が浮かびます。 まりもさんが「動物の舌先」ではなく「植物的な感覚」を受けたという視点は、私にとっては目から鱗でありました。 なぜなら、冒頭の僕は、動物のように能動的に水をすくいとる姿勢ではなく、 コントロールできない天からの恵みを待ち、一方的に生かされている状態の植物のようだからです。 どうすることも出来ず、その身を広げて一心に、君から与えられる何かを受け止めようとしている。 けど上手くいかない。心が解けてしまいそうになる、だけど…と揺れる僕の姿を見る事ができました。 造語や用法を面白いと言って頂いて素直に嬉しいです。 読みやすさがポピラリティだとするならば、それとオリジナリティを両立させる工夫の1つがこうしたことだと思います。 もっと緩急をつけたドラマティックな作品にも励んでみたいです! この詩に出てくる二人はまだまだゆっくりと、一定の速度でしか進めない時期なのかも、との気づきも頂きました。 感想ほんとにありがとうございました! □ もとこ さん エロティックで透明で優しい。花緒さんにも官能的で清冽と言っていただきました。 美少女(美少年)の指先から滴る雨水を受ける僕(私)、それが広がりシャツを薄めていくというのは、ビジュアル的に絵になり、ちょっとえっちぃですね。 確かに。書いてるときは意図していませんでした。 作品の出だしは、シンボルでありその作品の顔でもあると思うので、素敵といっていただき、ふふっと嬉しくなりました。 ちなみに「るーかさいと」はギルティクラウンのwikiを調べていた時に掴んだ言葉でした(ギルティクラウンみたことないんですけどね…)。 指摘されてドキッとしました。思わず後ろを振り返りました。誰もいなくてホッとしました。 萩尾望都さんの「マージナル」は存じ上げなかったのですが、調べると、これまたヒィッと震えました。 通奏低音のさらに奥深くともいいましょうか。そういう所に忍ばせていた何かを読み取られた!とでもいいましょうか。 もとこさん何者ですか。 □ hyakkinn さん ステキなお名前ですよね。hyakkinnって。字面も音の響きも綺麗なのに、百円均一をイメージさせる所がなんとも洒脱といいましょうか。 秀逸な詩集タイトル大賞みたいなのがありましたが、ビレビュのユーザーネーム大賞とかどうでしょう。 >おんなじごはんを今夜は食べよう オチをどうするかには悩みました。この方向性の内容にしようと決めてからも、漢字にするか、カタカナにするか、言葉を挿入するのか、どうするのか迷いました。 おなじ、ではなく、おんなじ、がミソかと勝手に納得して落ち着きました次第です。 >>結局の所この詩がどういう所に行き着こうとしているのか、については胡乱なまま読了してしまう。 きっとそれは、この詩に出てくる二人が、どうしていくのか、まだ明確な方向性を持っていないからだと思いました。 まりも さんへのレスでも書きましたが、今はまだ方向性や進むべき速度をもっていないのだと思います。 なんとかして、「いまここ」を共有する、一緒におんなじご飯を食べようと僕が言って終える。 君がしたように、僕も意思表示をして、さあ、どうなるか。といったところなのかなあ。 作者自身ぼんやりで明確なものを持ち合わせていません。 こうした「ぼんやりさ」が他者に受け入れてもらえる「余白」だとしたら、この詩が好きだとhyakkinn さんに言ってもらえてよかったなあ、と思います。 (約束印の絆)

2017-03-16

□ 花緒さん 感想ありがとうございます。官能的と言われて意外でしたが、「分かりやすく読める」との評は狙い通りでホッとしています。 最近の私のテーマが「分かりやすく読める」という詩の方向性を模索しています。 ただ他者にとって解読可能性を保持しながら、直裁過ぎずないことのバランスがとても難しく、おもしろいところで挑戦中です(もっと傲慢な表現を用いるならば「ポエム化せず、現代詩に汚されない範囲」とでもいいましょうか)。 まじない部分の反復はやはり多く感じられましたか。 最後まで迷った部分でもあり、これでよしと判断しつつも、推敲の甘さが現れたのだと思います(だって早くビレビュで遊んでみたかったんだもん!)。 □ YUU_PSYCHEDELIC YUU_PSYCHEDELICさん こちらでは初めましてになりますね。感想を頂戴して嬉しいです。 YUUさんが感じられた独特な世界観や不思議な感じに触れてみたくて、脚本家の方を調べてみました。 感想は…「本当に、この想いはじける高校生は何歳なんだ!」と改めてYUUさんのバックボーンの領域の広さに驚きました。その吸収力が羨ましい限りです。 □ 三浦果実 果実さん!(と呼んでよろしいのでしょうか)。 女の子は誰でも魔法が使える。 『魔法が宿る』とは本当に、美味しいコメントをされていて。まるで詩に帯をつけて煽り文を飾っていただいた気持ちになります。 まさに、詩をキュレーションするというコンセプトにピッタリ! 装丁や帯が果たす役割は本の内容と同等かそれ以上か。 書き手ばかりが増えて、誰も読まなくなった詩というものを拡げてくれる魔法を果実さんには期待しちゃいます。 ちなみに僕は女の子ではないのですが、果実さんはどうなのでしょうね。 (約束印の絆)

2017-03-14