婦女子の視線は、私の人生を困らせてしまうだけで有る。容姿にも白けている私を、羞恥で満たしている。婦女子の心中には疾しさが存するからで有り、悲観的将来を洞察する私を思い出しては、婦女子との再会を願っている、此れは私の心を漂っている悪徳で有るし、其れは、私の偶運でしか望まない出会いでも有る。私は己を哀れと思って仕方なし。
好意を寄せて居るからといって、果たして、婦女子を讃美する気配をもない事は、婦女子の容姿を観ても、私は美しいと思うだろうからだ。心中の美しさを理想と掲げる私で有り続ける事はとても難儀な仕業と、私を経る理の変化は、己にしか理解を見出す事は出来ないと、承知する。
しかし、私は其の色褪せる事もなし、美しさの記憶に普遍を誓う存在で有る。
つまり、婦女子はもう此の現象の中では存在して居ないし、残像は朧になる、私の命運と共に消え去る。
私は其の掛け替えのなさを、最期に証明している時にも、仏を讃美する戯言等、誰が唱えているだろうと、違和を感じる。皆、平和に死ねる人等には、残念と美しさしか残らないのではとの一面を観れば、多分、僕ら、私らは、幸せなんだよと、語られる気がする。
私は生きている事を、後悔したりはしないだろう。優劣の差を畏怖する生活は不潔で有るし、己の誓いを冒涜する行為で有り続ける、美しさを見い出せよと。
そして、此れは、一切、全部、出鱈目です。
作品データ
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作成日時 2023-08-21
コメント日時 2023-08-22
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2024/11/23 18時44分47秒現在
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こんばんは。 パッとレイアウトを見たときに そして、此れは、一切、全部、出鱈目です。 がまず入ってきて これで、語り部への信頼度がゼロになるので、ですから その前のパートすべてを読むのか、それは真剣読むのかといえば 読まないんですよね。読むけれども、僕は三度、通読したけれど 真剣には読んでいないわけです。 で しかし そして、此れは、一切、全部、出鱈目です。 という一文がなければ、それは「詩」にならないのですよね。 そういう意味でこの詩は非常に重たい問題を抱えていますけれど やっぱり、チャレンジですからね。 それは買いたいと思います。
0笑った。 こんばんは! 笑えましたよ。うまいね。持ってけ方が上手い。あれだ、ツイートから伏線あったよね!まあ、みうらしか読んでないツイートだけどね!きらきら。さよなら詐欺とかせんで、毎月ちゃんと帰ってくるの。いいね?あと、大賞。大賞狙ってますって言っちゃいなよ!きらきら。
0こんにちは。 女性の美やその普遍を、やや硬い文体で綴ったこの散文詩全部が、ジョークあるいはアイロニーというのが面白いです。 でもその題材をなぜ女性の美にしたのか、色々と想像してしまいます。 末尾の一行が、文節ごとに読点で区切っているのが上手いと感じました。
0最後に嘘だと書くことで書いてきたことの欺瞞を認める。 ある種、自分勝手にこう思っているんだということを認める。 面白いなあと思いました。
0ありがとうございます。真剣に読まれていないとの事は、私の意図するところで有ります。ぐだぐだと何を書いてんだ?、こいつは!と思って頂ければ、尚の事、私としては、幸いなのです。田中さんの前向きな捉え方を、私も人として、買いたいと思います。
0ぶふっ!X(Twitter)読んでた事に爆笑! 最近のB-REVIEWさん、熱が有って良いですね。私も、何か書きたくなっちゃうんですよ。 私も大賞狙います。笑
0室町さんがコメントくれるとは、珍しい事も有るもんですね。いや、目の肥えた人は、そんな雰囲気で書くならば、もっと、哲学しろよ!このやろう!と思うとは、私も思いましたけど、無意味な事なので止めときました。笑
0数年前、某有名な女性歌手が、ミニコンサートで、こちらの方をちらちらと見ながら、歌ってくれたんですよ。それで、何度も目が合っちゃって。其の姿や輝きに圧倒されちゃって、何だか自分をとても恥ずかしく思い、途中から下を向いていました。女性に敗北したと思ったのは、後にも先にも其れが初めてです。その出来事が、この作文の想起点です。
0その通りです。ありがとうございます。ってか、全然、関係ない話しですけど、最近、かずやさん昔よりも詩が上手くなって来てるよな〜って思ってます。書き続けてるなら、当然の事なんでしょうけど。笑
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