作品投稿掲示板 - B-REVIEW

小笠潔


投稿作品数: 2
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ふじみやこさま コメントいただき、ありがとうございます。 鈴虫の声は美しいですよね。詩の中身もそれと同等な、美しいものにしたいと思うのですが…なかなか難しかったです。いま思うことは、もっと鈴虫の声を聞いて、書くべきだったということです。鈴虫の声よりも美しく響く音が<銀河>にあるだろうか?と。<銀河>という言葉が与える神秘的なイメージに詩を委ねた点が反省すべきところだと思っています。 しかし、この詩を少しでも美しいと感じていただけたことが、私はとても嬉しかったです。 (私が鈴虫だったころ)

2017-09-06

エイクピアさま コメントいただきまして、ありがとうございます。 山村暮鳥は名前ばかり知る詩人でして、私はその作品をじっくり読んだことがありません…勉強不足です。「聖山稜玻璃」を調べてみたところ、とても美しい言葉とその纏まり方に惚れ惚れいたしました!是が非でも詩集を読もう!と決めました。教えていただき、ありがとうございました。 (私が鈴虫だったころ)

2017-09-05

高橋功亮さま コメントいただき、ありがとうございました。一言でもいただければ、励みなります! (私が鈴虫だったころ)

2017-09-05

田中修子さま 田中さんからいただいたコメントに対する、私の受け取り方にも問題がありました。再度、丁寧で温かなコメントをいただけたことをありがたく思い、感謝申し上げます。 美しい詩が書きたくて、美しいと思う詩人の作品を見ては感化され…しかしそれでは自分の詩とは言えないじゃないか!と自分を叱咤していましたが、考えてみれば自分の詩に辿り着くのはだいぶ後々のことで、田中さんが伝えてくださった「いいものをたくさん読み、たくさん好きになって、たくさん書いてほしい」という思いを受けて、大切にしていきたいです。素直に、美しいと思うことがいつまでもできるとは限らないですから。 「愛おしい」と言われ、心がぽっと温かくなりました。ありがとうございました。 (私が鈴虫だったころ)

2017-09-04

花緒さま 返信が大変遅くなりました。コメントをいただき、ありがとうございました。 「着地点と出発点が同一」とありました。そうなのです…私の今後の課題、どのように終わるか…これを書いたときも、終わり方に迷いました。無難に最初を繰り返して終わろう…と妥協した覚えがあります。いけませんね。 どうも私はせっかちでして、詩が辿り着くところまで何度も言葉を自由に泳がせる、気の長さが足りないなと痛感しました。 (私が鈴虫だったころ)

2017-09-04

黒髪さま コメントいただいておりましたのに、返信が遅くなりまして、申し訳ありません。 いただいたお言葉は、どれも身に余るものばかりで…。励ましとして、今後の詩作に活かすとともに、寄りかかることなく、気を引き締めていきたいです。 《逆に、大雑把なことは、特に褒められることもないものですが、強いて言えば息が長いというのが褒めに近いかもしれない》とありました。確かに、言葉一つ一つにはこだわりがあるものの、詩全体を捉えたときに、そのこだわりだけが妙に浮いているのが分かりました。形は整っていても、中身が充実していないのです。こだわりは何も詩に限らず、私の生活全般に言えることでして…。細かいところも大事だけれど、伝えたい「核」の部分を持たなければ…と常々思っております。なかなか上手くはいきませんが…。 詩というものは、書き手を表すのだということを、今回、黒髪さんや他の方々のコメントを読み、実感いたしました…! (私が鈴虫だったころ)

2017-08-31

田中修子さま <私はずっと君をーす。> <そうしたら私たちは、ーし合うことができるかもしれないのに。> この<ー>の発想が素晴らしいと思いました。一般的な、ありきたりな言葉(例えば、愛、など)を当てはめたくなるけれども、<ー>が「そんな言葉でいいの?その言葉の意味は確かなの?」と問うているような気がして、読み手側に浮かんでくる、陳腐な言葉を拒んでいるかのように感じます。読み手はもちろんのこと、実は書き手でさえも、当てはまる言葉を定めることはできないのではないかと…。言葉ではない、記号<ー>を使った表現方法が非常に新鮮でした。人それぞれ解釈の異なる言葉というものの重みを考えさせられました。 詩全体の印象として、甘やかでほんの少しの酸っぱさを感じましたが、最後一行、<地に埋まる骨>で「どんっ」と鈍い音が響いて、現実に引き戻されました。容易に甘さや酸味だけでは済まない、生の真っ只中にいる人間のにおいが放たれていると感じました。 (こんなに-し合っている私と君は)

2017-08-20

祝儀敷さま コメントいただきまして、ありがとうございます。 谷山浩子さんといえば、「しっぽのきもち」や「恋するニワトリ」ですね!人の気持ちの揺れを、人ではない動物で表した、メルヘンでありながらセンチメンタルな歌詞に私も魅力を感じます。 私は詩の締めといいますか、どのように終えるか、いつも悩んでしまいます。最後の一行で不時着してしまうのです…。<銀河>のくだりを早めにもってきては?というご意見、全くその通りでして、早めに置くことで別の展開が浮かんだだろうなと思いました。 試行錯誤の仕方さえ分かりませんでしたので、祝儀敷さんのご意見で、それを学ぶことができました。今後、悩んだときには形を変える勇気を持ちたいと思います。 (私が鈴虫だったころ)

2017-08-19

田中修子さま コメントいただきまして、ありがとうございます。 この詩はだいぶ昔、詩を書こう!と意気込んでいたころに書いたものです。とりわけ、宮沢賢治、八木重吉の書く詩が好きで、この詩はお二人の影響を確実に受けております。 改めて読み返すと、かたちの美しさにこだわって、伝えたい、叫びたいという強さがなく、詩のまねごとであったと感じております。 やはり、読み手には書き手の内面、姿勢が伝わるのだと痛感しました。田中修子さん、率直なコメントをいただき、ありがとうございました。身が引き締まる思いです! (私が鈴虫だったころ)

2017-08-17

なかたつさま コメントいただき、ありがとうございます。私の詩をとても的確に解きほぐしていただいて、自分で書いたものでありながら、なかたつさんが私の解説を代弁して下さっているようです。 私は<みくろんのろんど>という言葉の連なり、響きが気に入っていて、<声に出したくなる>と感じて下さって、とてもうれしく思います。 <寝癖は昨日が今日に残した産物>とありました。朝起きて、寝癖に気付いたときの「今日一日、気にしちゃう…ため息出ちゃう…」という落ち込みが、昨日の<産物>と捉え直した途端、寝癖あたまは時代(とすると、ちょっと極端であり、ほんの一瞬に過ぎませんが…)の<産物>となり、寝癖がたいへん貴重なティアラや冠に匹敵するように思われます。 日々の生活、身体の生理現象、その果ての生と死…繰り返すものは、<無常>である、とは全くその通りだと私も思います。繰り返しが飽きてつまらなくなるのは、詰めても詰めても、そこから押し出され、流されてしまうためです。しかし、そこに詰めたものはどれも、一つとして同じものではありません。この詩をひと言で表すと正に<無常>です。このひと言を与えていただき、新たな考えを巡らせることができました。 (みくろんのろんど)

2017-08-12

夏生さま 夏生さんの詩を読んでみて、まず穏やかで素直な、お人柄を感じました。誰にも分け隔てなく、微笑む姿が浮かぶのです。 <窓を開けてください 夜の匂いがしますから> <何事もこの空の下です なんだか公平な気がします> <今、を見てください。> 優しく語りかけるような詩は、落ち着きを与えてくれます。側にいて、静かに微笑んでくれているようです。 ひとつ、提案なのですが、詩の中に<メディア>とそのまま名詞を置くのではなく、<メディア>を連想させるような表現を持ってきてはどうでしょうか。詩全体の柔らかさが保てるように思います。 青白い明かりを愛でもせず 撫でる親指の乾燥した爪… スマホで<今>を消費するのはやめて、身体にも心にも潤いを与えたいと思えるようなあたたかな詩でした。 (今を)

2017-08-09

花緒さま コメントいただき、ありがとうございます。 花緒さんが仰る通り、果たしてこの詩はこれでいいのか…?と今でも疑問に思っております。我ながら、これは宙に浮いた詩だなと…。 <みくろんのろんど>とリフレインしていくスタイルは、<ろんど>とした割には、自分では思いつきもしないものでした。また、<髪の毛が抜ける>とダイレクトに書かずに、もっとどうにかして、美しく表現できればよかったなと思いました。 完成度が高いとは決して言えず、やけにコンパクトにまとまっていて、リズミカルではあるものの、そのために言葉に力が感じられないということは確かです。ユニークさを出しつつ、深く考えさせるような詩を私は書きたいのだと気付いたところです。 足りない部分や、もっとこうしたらいいのに、というご意見をいただき、とても勉強になります。やはり、見ていただく機会は貴重であり、見られるという意識は次の創作への糧になります。花緒さん、コメントくださり、本当にありがとうございました。 (みくろんのろんど)

2017-08-08

徐々にでいいから さま 祭囃子、追手、名無しの権兵衛、黒子…日本に生まれた者として、これらの言葉に懐かしさや郷愁をかきたてられました。情景が目の前にひらけて、するりと詩の世界に入ることができました。 <誰でもなくて、俺だった記憶>。人は歳をとるにつれ、本来の自分では立ち行かなくなります。あの場所とこの場所での自分が異なっていることに気付きます。生きていくことは、本来の自分から遠のくことなのかな…と考えさせられました。 祭りは大人も子どもも、誰をも開放的な気持ちにさせます。歳をとるにつれ、本来の自分…<愉快だった幼い頃>は抑圧され、様々な表情のお面を、その場その場で付け替えるようになります…<ひょっとこ面の俺だ>。祭りの、開放的な非日常の雰囲気によって、ある瞬間にお面が剥がされ、幼い頃の本来の自分が現れます…<底のほうで 腑に落ちる>。 深く読めているか、あまり自信はありませんが、読めば読むほどに新たな気付きがあり、白黒だった情景が色づけられていくような作品でした。 (腑に落ちる)

2017-08-07

hyakkinnさま 「皆殺しの比喩」の中で、私が美しいと感じた箇所を以下に引用させていただきます。 <長い長い髪の毛は、部屋の外からエネルギーを供給するコードの類ではなかった。> <例えば、世界中のなにがしの、それがしの、だれがしの、何がしが、誰がしによって、例えられた比喩によって、ここに一万本の比喩が咲くんです。> hyakkinnさんはエネルギーに溢れた方だと感じます。溢れんばかりのエネルギーを発散して書かれた詩から、ヒトの生々しい暴力性を感じます。 冒頭の<しんでください>の連呼は、他者というよりむしろ自らに向けて発されているかのようです。苦しみに遭遇し、自ら望んで生きているのではない、と生を受けた理不尽さを嘆きます。しかし、その嘆きに呼応してくれる存在が少なからず生きていると感知します。その存在は、苦しい生に垣間見る残火のような希望です。しかし、それすら消され、ひとすじの煙が上がったとき、ヒトの暴力性が表出するのではないかと考えさせられました。 また、注意すべき点を挙げるとすると、作品の長さや量です。あまりにも延々と語られるものについては、読むもののエネルギーを消耗させてしまう恐れがあります。詩は必ずしも清流である必要はないと思います。hyakkinnさんの持つ、表現の生々しさが濁流のようであれば、読むものの目は夢中で文字を追い、流れ着いた先が濁った海であっても、疾走した後の爽快感は得られると思うのです。 (皆殺しの比喩)

2017-08-06

夏生さま はじめまして。コメントをいただき、ありがたく思います。 「過ぎていくことを受け入れて、生き抜く」このことを感じとっていただいて、思わず、「わあ、伝わった…!」と心の中で叫んでしまいました。 誰かに読んでもらいたいと強く思う時と、自分の世界で楽しめばいいじゃないかと閉じこもりたい時があります。しかし、こうして、誰かに読んでいただくことで、自分の詩への新たな発見と次の創作への活力が得られますね。 夏生さんをはじめ、コメントくださった皆さんの詩も早く読まなくては! 私からもコメントさせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。 (みくろんのろんど)

2017-08-04

徐々にでいいから さま コメントいただき、ありがとうございます。可愛らしい、ユニークな詩とのコメントいただき、素直にうれしく思います。 私のこの詩に関しては、少し幼稚ではないだろうか…と思う反面、楽しく素直に書けたもので、いろいろな方の意見を聞いてみたいと思い、投稿してみたのです。 言葉のリズムを楽しめるのも、詩の魅力であると思っています。 徐々にでいいからさんのコメントで、創作意欲が増してきました!今後ともよろしくお願いいたします。 (みくろんのろんど)

2017-08-04

hyakkinnさま 細部まで読み解いていただき、非常にありがたく、うれしく思います。 自分でも、もう少し言葉をつけて、みたらどうかな?シンプルすぎて幼い印象になっているのでは?と思っておりました。 <みくろんのろんど>と<わたしの髪は黒く踊るよ>は、hyakkinnさんの仰るように、よくよく考えてみると、イコールではないんですよね。これはご指摘を受けて気づきました。 <みくろんのろんど>は髪の内部における細胞たちが生命を喜び、踊る様子を、<わたしの髪は黒く踊るよ>では、細胞たちが踊る場所としての一本一本の髪が、わたしととも揺れたり、風に吹かれたりして動く様を身体の延長として踊っている様子を表したつもりです(いま、改めて詩を見直してみますと、定かではないですが、きっとこうだったはず…と思い直しではありますが。) BREVIEWでは、髪を題材に詩を書かれる方が多いのですね。他の方が髪をどのように作品に組み込んでいるのか、非常に興味があります。 投稿に対し、初めての、それも非常に丁寧なコメントをいただき、とてもうれしい気持ちでいっぱいです。hyakkinnさんに感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。 (みくろんのろんど)

2017-08-03

今回、初めてこちらのサイトに投稿させていただきました。 皆さまの投稿を拝読させていただき、自分の詩の拙さを痛感するとともに、詩に対する情熱を持つ方々がたくさんいらっしゃることがうれしく、奮い立つ思いがしました。 今後も詩を投稿させていただきたく思います。よろしくお願いいたします。 おがさ・きよ (みくろんのろんど)

2017-08-02

独りで自らの信念(白いブリーフ)を貫くウシオの姿。滑稽でありながら、切実な叫びが聞こえてくるようです。 「人を馬鹿にする事でしかコミュニケーションを取れない人間たち。」自分以外の人間に負のスポットライトをあてようと、常に目を光らせている人間…居りますね。滑稽であったはずのウシオの姿は、むしろ堂々と潔い。「ブリーフ」が潔さに繋がるとは思いもしませんでした。 ウシオがブリーフを履いた後の、モモミヤさんをはじめとした、クラスメイトたちの描写があればよかったかなと思います。 (白を信じて染みが付く)

2017-08-02