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落鳥
ブランコに揺られている 鎖がぎぃく、ぎぃくと音をたてる ぎぃく ぎぃく 私の足も揺られるばかり 身近な空の上では何もできないから ぎぃく 上にいったり ぎぃく 下にいったり ぎぃ この大波に小舟を浮かべて寝転んでみたら、きっと 私はそれを止めるすべを知らないので どうしようもない不安で肺がいっぱいになった 一番上の一回り大きな鎖を見つめる 確かに古びた鈍色のかたまり いっそ あれを外してしまおうか そうすれば、もう怖いものなんてないよ 座っていた木版を足場に 手は蔦のように鈍色を這う 私の目を波紋が襲う 透明な手が足を掬う 水色の空気が大きく口を開けて 私は呑み込まれていく お帰りなさい、わたし
落鳥 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 742.4
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2022-08-11
コメント日時 2022-08-13
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
擬音の使い方が上手く機能してる。 ぎぃく、の、ウ音で終わることで進行形のような役割を果たしていつまでも動いているイメージがくる。 良かったです。
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