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B-REVIEW 8月のお題詩「化生」
日頃よりB-REVIEWをご利用いただきありがとうございます。運営の沙一です。 立秋を過ぎ、少しずつ秋の気配も漂いはじめてくるころですが、まだまだ暑いですね。これ以上暑くなってもしょうがないですから、“炎上”しないようにビーレビを“エンジョイ”しましょう。 8月7日の公式ツイキャスにて、8月のお題は「化生」に決まりました。 「化生」は(けしょう)または(かせい)と読みます。(ばけなま)と読みたければそう読んでもいいんじゃないでしょうか。聞きなれない言葉ですし、語義を知らない方も多いのではないかと思われますから、この言葉そのものの印象から連想を膨らませて、詩を書いていただきたいと思います。また、語義をすでに知っていたり、調べた上で書かれてもかまいません。 「化生」とはいったいなんぞや? 想像力あふれる詩を募集します。 以下、ルールを説明いたします。 ①この投稿のコメント欄では、お題に沿った詩の投稿を無制限に行えるものとします。 ②ここのコメント欄に投稿された詩の全ては、ビーレビ杯不参加とさせて頂きます。 ③システムの関係上、コメント欄に匿名で詩の投稿はできません。 ④コメント欄では縦書き機能は無いので横書きになります。それか、自力で頑張って縦書きしてください。 ⑤投稿者に対する返信として、連詩や返詩も可能です。 ⑥ハートの数を個人的に得点として競ってみるのもいいかもしれません。なので気に入った作品にはぜひハートをつけていってください。 ※無論、マナーガイドラインに反することは禁止です。運営の開催する企画でカードを発行するようなことになってほしくはありませんので、くれぐれもマナーガイドラインを厳守していただきますよう、よろしくお願いいたします。 B-REVIEWマナーガイドライン&ルール(必読) https://www.breview.org/forum_blog/guideline_and_rules それでは皆様、よろしかったら遊んでみてください。
B-REVIEW 8月のお題詩「化生」 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2289.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2022-08-11
コメント日時 2022-08-29
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
著しく丸いもの 長じて、逞しく箸をかける ヒトナミという、ケダモノを呑み込むこと 変態。 土塊から、その湖へ、伝染る、いっぱしの ハネノネ、 鍛え上げられた高層ビルの屋上を渡り歩く 風が 橋かけるように 伸びて縮むは山中まで [ただ嵩む] バグった一枚が、糖度の頂点を占めした。今 このアバターは夜を徘徊する、ずんべらぼうの子宮から ――瞬く間に あやつられるのか、わたしたちが しをおそれるように、かおをそらすように もうすでにときおそく、膝を抱えてはみ出す 肩寄せ合うような/カタマリ 尻上がりの舌がもつれて、あると言わしめる 死灰のアナクロ 利き酒に馬鈴薯を、備える その先っぽを辿るが、 何処にでもあり、誰でもなく、隈を拵える、在れが。 触れもせず、佇むだけの かたわらのジャメビュ
0・まぶしさが霧のようにふってきて君は汗だくの天使になる
0夢応の鯉魚(2022年、現代版) 卑屈の悲しみ、 独り餌を遣る名も無き鴉へ 単純と簡潔を言い得ては 望まぬ壜底に妥協と言う澱みを湛えて 自称詩人或は 況してや歌人等にあくがれるものではない、 健康を謳う理性どもに焼き殺されるだけだ 心は随分前に売り払って仕舞った 日記を焼くために 書いている日記を 墓碑銘の嘘を 商売と現実の間に建てて 見事 無一文に昇進確定、 えっ、つまらない? そうですか、では やわらかい抒情をお好みでいらっしゃいますなら、 下記のメニューはいかがでございますでしょうか 贋作の模倣画の摸倣画家 螺旋階段の風葬建築 機械時計に巣をなす鳶 静物a 心象の抽象擬き ああそれとも、こちらはいかが 即興、『檻』1946年所収 こちらは最も高級な稀覯品でございますが いかがなされますでしょう 誰でもが着想し 誰でもが共感し 誰でもが喝采し 誰でもが親しみ易い 所謂 普遍 を衒い 一世一代の名画と銘打たれた貧乏ペテン師の逸品でございます どうです? 面白いでしょう 面白くないですか それならこちらはいかがでしょうか 「硬い抽象」 二次元的幾何学の極北、 二十世紀至上最も実験的な作品との呼声も高い、 カシミール産の麻布でございます 奇を衒った作でございますので 小笠原鳥○氏の誉れも高い、 秀逸な騙絵でございます お買い上げに為られますか お買い上げに為られませんか こちらも興には聊かですか 詮方もございませんが、 申し上げましょう 有体に寛げて仕舞いますなら これら過程は 狂人の咽喉に飄々と嘯く 癲癇患者の痙攣から 夢遊病患者の意識へ到る迄の 靄ども から 再生可能動力と循環型環境社会を創出する、という名目に基く 社会実験の最中なのでございます、 そう、ですから、 お気付きの通り 私は画商ではなく 精神科医院の経営者なのです つまり貴方は患者なのです それもかなりの重篤な ご存じでしょう、旧名では早発性痴呆、または精神分裂病、 今ではアレと呼ばれている、つまりアレです、 あなたは統合失調型アルツハイマー、つまり不治の病に罹っているのですよ ああ、ブルブルしないで下さい なんか全身をぐんにゃり曲げてなんですか、それは土方巽ですか ああ、その、なんか凄くわかり難い身体表現をお止め下さい 落ち着いて 落ち着いて なんですかそれは 爆弾ですか 市内がまるごと吹き飛ぶという設定の、 とんでもない危険物ではないですか とんでもない とんでもない 誰か警察を 警察を呼んでください! 「」 あっ 全部夢か……、 それにしてもなんでこ
0夜、一つの大きな衝突音がしました。 一瞬止まった光は、再びエンジンを大きく動かしその場から立ち去ろうとします。 ここには誰もいない。誰も見ていない。気づいているのはアクセルを踏み込む男と、撥ねられてしまった誰かだけでした。 でもいずれ警察が調べ上げ、この事故の事は大きく知られる事になるでしょう。 でも、そうはならなかったのです。 「ゴムタイガスギテオリマス。ゴシュジンサマ」 少しだけ、違うのでした。 「オマチクダサイマセ。ゴシュジンサマ」 街灯に一瞬照らされた、それ。 高速で駆けてくる。 バックミラー、点々と続く明りの中、その光の度に距離を詰めてくる。 冷たい笑顔が近づく。 頼りないお守りの様にハンドル両手に握りしめ、アクセルをさらに踏み込んでいく。 接近する小さい体、華奢に見える体。 闇の中、二つの物体に制限速度はもう存在しない。 急カーブを漂流するかの如く走り切るも、かわいらしいレースを多用したメイド服の少女が車に縋りついてくる。 「オヤメクダサイマセ。ゴシュジンサマ」 その声が、近くで聞こえ始める。 アクセルはこれ以上踏み込めない。 小さな手が車体にめり込ませ、窓からその顔を見せてくる。 冷たく笑う、作り物の様な顔で、穏やかに機械の声を出す。 「オトマリクダサイマセ。ゴシュジンサマ」 エンジンは悲鳴を上げ、運転する男の頭はすでに思考を停止している。 「トマラナニノデシタラ、ショウショウカンガエガゴザイマス。ゴシュジンサマ」 車体にめり込んだ手には、鉄線が巻かれていた。 ばらん 一瞬だった。 メイド姿の少女が消えた。 車に指をめり込ませ縋り付いていたその姿は、鉄線で雑に構成された人形へと変貌していた。 それも、有刺鉄線の人形に。 その体をほつれさせ、暴走する車へ絡みつく。 タイヤへ、エンジンへ、ホイールへ。 破裂し、破損し、摩耗する音が大きく夜を驚かせると、あとは静寂となったのでした。 静かです。 虫と蛙が、ゆっくりと歌を放つだけ。 ようやく停止した車から、体中の力を抜けきった男が転がる様に出て来ました。 その目の前に、一人の少年が立っています。 「安全運転してくださいね。あと警察に通報をお願いします」 そして男を尻目に去って行ったのでした。 その手には、冷たく微笑むメイド人形と有刺鉄線がありました。 https://ncode.syosetu.com/n1401fp/1/
0「平和の夢」 悪が連鎖して生まれるのは人々の中 悪に対し善を以て対峙せよ 行為において自由を使って よほど文化や人々の意識が強いからか 悪なる私でさえなぜか善を指向する 悪の中では平和を謳歌できない 戦闘の中に身を置いては眠れない 安全なる眠りを夢のために 実現していく夢の母体を作れ
0焔をひらき 着飾った家を焼き払い まわる連星の吐息 あまやかな 燃え上がる空に 立ち尽くしていたい
0善はなく 悪もなく 色即是空を見ながら それでも善を志向する 善の中で平和が廃れ 悪の内で平和が跋扈する 地獄へは善意によって舗装済みだ 善悪の前に 呼吸を 呼吸を 立ち止まって 息を吸い 吐き出そう 平和は 時に 何もない所から 化生する
1あなたをゆっくりゆっくりたべます そのてはもうつかえませんけど バースデーケーキの襞の縁まで、 奥まで薄日のままで、点火すればいい 破れた卵でしょ、天秤にかけた心臓は 鼓動はみられませんが、そうでしょうね 荒れた大地が スライドして広がりますから 延命治療は施されたセルロイドになれるわ 忍びないわね、アイドールアイのことだから ブーツなんか最初からこしらえちゃっても 断髪は済んだでしょ、おわかれなさいな しつこくても、 きばんだまんま 、くいしばって 違えているの、だからなんだっていうの そこにあるでしょ、ここまできて、そんな
0「ばけなまらった」 行ってらっしゃい と ただいま の 間にある 不安 ただいま と おやすみなさい の 間にある 安心感 おやすみなさい と おはよう の 間にある 扁桃腺 ばけらった ばけらったった 朝は少ししかないよ 足りないなら 行ってバケツに 汲んで来なさいよ むすんで と ひらいて の 間にある 裂け目から 覗いている 職業安定所の 職員 なまらった なまらったった 空白は皆 子供の姿で 遊んでおいでと おもてに出されて 何人か 残されて 影が伸びて 茎が伸びて 待って待って 伸びるの待って 間に入る 衛生兵
1僕の傷一つない綺麗な死骸が、 庭先に埋められていたので、 僕は肌を拭いて弔ってやった。 もし僕の骸が変容も腐食もせず、 艶めかしい体を曝け出したままであったら、 僕と関わった大切な幾人かは、 変わらずあの男はそこにいるんだと、 安心もしてくれるだろう。 2001年、僕は大変な病気を患ったんだけど、それは20世紀末の倦みとアカを取り除くために、必要なものだったとある程度推測はついている。女子校生が体を売って小遣いを稼いで、暴力のコメディが反乱する時代と世相に、僕にはきっと浄化が必要だったんだ。タランティーノなんてどうでもいいじゃないか。当時僕にとっての「君」はずっと止まっていて、ワニの貯金箱をくれた小6の頃の同級生だったんだけど、その彼女は僕の信仰、宗教として機能していたんだよ。笑ってしまうかもしれないけれど、10代の男を欺いて、狂信者にするにはそれぐらいの刺激で充分だったんだ。 束の間の回想のあと、僕は庭先を掘り返してみた。 そこには防腐剤やら何やらで保護された死体はなくて、 白骨だけが哀れで虚ろな姿を見せていた。 いつの間にか僕も変身してしまったってわけさ。 永遠も信仰もそして宗教でさえも、 僕を取り残してまた獲物を探しに行くんだろう。 それにしても今日は暑い。 昨日は処暑という聞き慣れない日だったらしいけれど、 暑いものは暑い。僕はこうして渇いて、 喉を潤すことも、 やがて、なくなるのだろう。
1おっほっほ 優しくなりたい優しくなりたい 優しくなりたい優しくなりたい 優しくなりたい優しくなりたい 百回言ったら殺してくれ 百回言ったら殺してくれ
0ゆ、 くりかえしくりかえし 愛唱され、引用され、剽窃され 過ぎたがためにとうとう ゆ、 ばかりとなった おれにだってちょっと好い感じの形や響きがあったんだ 騎手の骨、 みたいな なのにもう意味だってなくしてしまった 「あゝ、あれ」 だから理解を希まず、了解をのみ強請る 「何かエモいよね」 ゆ、
0光あれ意図した私がやってくる
0炎上が怖いです。ここを読む前に書いてしまったので。真面目なの書かないと。こんにちは。
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