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赤ちゃんの詩
赤ちゃんの詩 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2131.2
お気に入り数: 1
投票数 : 4
ポイント数 : 0
作成日時 2022-03-22
コメント日時 2022-04-04
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「曖昧な史実を爆破」いま現実にそうなってしまってます。「どちらかでしかない選択」どちらかでも辿り着ければ良いですね。
0ばぶ
0私はこの作品に選ばれたみたいだ。 なんか、書ける人な気がする。 読める。 ↓は好きじゃなかった。 「大人たち寄ってたかって」「そのために大人たち頑張る 双方頑張れ」 ここだけポップすぎる。運動会並みに。 それは明らかなので、書いた人がわかってないはずがなくて、 なのでどうしてこんな風にしたんだろうというのがわからない。 でも言われてみればマッチする。なので、良いと思っています。 私はこの作品を読解してはいないが、ただ、 私の頭の中にははじめから(= static) 解がありました。
0ありがとうございます。メタファーとかそこまであまり深く考えて書いてないというのが正直なところで、ただ大雑把に言って抒景詩のようなものを想定して書いたものです。人としてのなんちゃらはまあ置いといて何だこれ?みたいな、それをそのまま言葉にして並べただけのもので、普通はあんまりこうは言わないよね?みたいな、そんな感じのものです。
0ありがとうございます。具体的に指を差されると、あ、ここもう少し書けば良かったかなあ、などと思ってしまうのですが、赤ちゃんってそもそも何で必要なの?というところから出発した問いのようなもので、もっとくだらないものです。
0一言、ありがとうございます。ばぶ。考えてみたら濁音なんですね、赤ちゃんの発音しやすい音って。濁音から先に覚えていくんですね。面白い。
1ありがとうございます。まずは断っておきますが、書けません。 ご指摘は鋭いです。ポップというのは着地点を見失わないようにするための目印、もしくは風船に付けてる紐のようなものですね。なぜ自由に旅をさせなかったのか、今改めて思えばさせても良かった気もしますが、ここから先へ行かせると違うものになるな、という予感があったので挿入した部分でもあります。要するにアンカーというか、記号が欲しかったんです、作品の前提としての。
0全体的にタイトルになっている主題(赤ちゃん)を中心とした薄く暗い暗示と飛躍に満ちた詩に読めた。私は意味から離れた詩には興味があるけれど、読解力がそれほどないため難解な詩は基本的に読めません。そしてどちらかと言えば本作は難解な気がする。それでもこうしてコメントを書いているように、ひとまず最後までは読ませる文体だったのが面白いと思いました。文体にさえ魅力があれば読める時は多いんです。「考えるな、感じろ」のマインドで全然いいんだって思わされるような。 納得は特にしていないし、この詩の意味の総体に深く感じ入ったわけでもないんですが、とりあえず最後まで読むことができた。つまりは恐らく文体やレトリックに一定の強度がある(相性の問題、という定型的回答もあり得ますが)。 既にコメントにある「こういう出発点があり、こういう書き方で書いた」というようなことは、私には本文の読解のみではもちろんわかりませんでしたが、それはあまり重要な問題ではないでしょう。 ちなみになにかを掴める予感がなかったせいか二回は読みませんでした。その、腰を入れて二回読む気にはなれない、でも一回は読み通せた、というところが個人的に今作の重要な点なのかも知れないとは思いました。つまり、恐らくはこの詩には一回性の遊びのような詩情や強度はあるが、手探りを繰り返して掴むべき芯はないように感じたということ。私見ですが。
0すみません、結構こだわりたいのでコメントします。 yamabitoさんやあささんのような方々を相手取るみたいなつもりは全くありません。 なんかそういうこと言ってる人がいるっていうくらいに、できれば流してほしいです。 僕もこの作品は読解は難しいと思ってます。実際、読解は難しいからできないし、してないのですが、 正直に言えば、してないというより、極論、読解を試みたところで意味がないと思って、そうしています。 つまり、もしも言葉だけを辿っていった場合にはその先に何かあるという風には思っていなくて、 この作品の真相に迫っていくためには、「何か」しないといけないと思う。 それはまさに読み手である私にとっては「丸いものを丸くする」としか言いようのないことで、 おそらく、それは、人生でそういうことをしたかどうか、 そしてそう感じる性格の人間に生まれたあるいは育ったかという次元までさかのぼる話な気がしている。 そんなに褒めるのかと思われるかもしれないけど、そう思う。 あいまいな史実・卵料理・帝国陸軍などの部分は私にも共有感がなくて価値は確かに感じないから、 この作品を評価しない人の気持ちはかなりわかる。 ただ、私はこの作品は6回は読んだと思うし、芯があるから成立していると思う。
0丸い、やはりリアルな赤ん坊の事を描写しているのだと思いました。帝国陸軍の話で泣き止むとはある意味見込みのある子供なのかもしれません。
0これあれですね、読者の首をいっぱい振らせようとしている感じの作品ですね。めっちゃ好き。で、めっちゃ好きでもっとたくさんの人に読んで欲しいからもう全然意味分かんねぇよ!どうやって読むんだよこの作品!って感じていらっしゃる方に向けて私なりの読み方と感想を書かせてください。 >ちょっとやそっとじゃ汚れそうにないので >大人たち寄ってたかって >一生懸命汚して >丁度よくする まず読者の一般常識として、赤さんは視点的に下に存る対象だと思います。ですからこの4行は、比較的視点が下向き。 >そのために双方頑張る 開始5行目、急に赤さんと大人の双方のやり取りに着目するんですよね。双方って言葉が非常に良くて、一人称気味で赤さん中心に撮られていた映像が急にズームアウトして、赤さんと大人が何かコミュニケーションを取ろうとしているシーンを読者は見せられる訳ですから、えっえっ視点変わったねと、左右をキョロキョロしてしまう。個人的には一人称の映像が突然格闘ゲームのReady……って所の、キャラ同士が睨み合っている映像に化けたような感覚でした。 次の連も、受精してた頃の話ね〜、あ、30年後の話ね〜、今は良しとするのね〜、ってこれどの時期(過去、現在、未来)に基準点設ければ良いのかしら!みたいなキョロキョロ。 3連以降もキョロキョロに着目するとまずこの詩が、何だかおもしれぇじゃねえかよ……。と感じてくる。 まずこれが本作品の面白い点だとだと思います。ストーリー、起承転結よりも読み心地、歯切れというのかな?と、視点的なイメージを膨らませることに重きを置いている構造になっていると考えました。 私はこの時点でこの作品スゲェ!と感じました。立体的な視点作りを維持しつつ、ある程度のストーリー性(のようなもの?)を持たせること、作品のテーマをずらさないこと、その上で過不足なく、冗長にならない事が維持されているからです。私はそれが出来ない!羨ましいです。 私以前にコメントされている皆様は恐らく私より文字、詩に精通されており、私が書いたコメントの内容は理解した前提で、作品全体に薄く広がるストーリー性という視点を理解しようと試みていらっしゃると感じました。 ですからコメント欄のレベル高いなぁ……と、素直に感じている次第です。私もその高みに行きたい……。 ですから今から私もこの作品の更なる深みを見つけようと(あるいはそれが実は無かったことを悟ったりもしてみたい)思いますが、まずはそのスタートラインに立ちてぇ!という方いらっしゃいましたら、まずは作品の各連に練り込まれているキョロキョロ感を探す所から始めてみるのも本作品を楽しむ方法の1つだと思いますので、是非参考になさってください。 作者様、素敵な作品ありがとうございます。現状今月一番好きな作品です。
0明確に返事が必要なレスなどがない限り二回コメントを書くことは基本的にしないのですが、この作品とコメント欄、なんだかおもしろいなと思いました。 私は、どこまでいっても私的な誤答の一つでしかない(しかし一つの読者の意見では間違いなくある)評価として、「一回は読ませるけど二回は読めなかったし、芯がないと感じた」と書きました。でもそれくらいの評価だったらいつもはまずコメント自体を書かないんですよね。だから少し「変な気分だなあ」と感じていたと思います。 それで、さらにいすきさんやnamelさんのような優れた読み手が長文でしっかり読み込んだ評を書いているのを見て、読んで、「やっぱりこの詩には範囲魔法がかかっているのかな?」と改めて感じてきました(当たり前ですが、ちゃんとテキストとガッツリ組み合って読み込んだ方の評の方がパワーがありますね)。そしてその魔法の軌道は私の感性にも掠っていたような気がする。 この詩は私の心を正の方向に動かすタイプの詩ではなかったかもしれないけど、興味深い詩だという実感は間違いなく強まりました。そして自分以外に好意的な評を書かれた方々がいて嬉しく思いました。あまり社交的ではないので賛否両論があった方が自然で好ましく感じちゃうんですよね。
0後々見返すと↑の私のコメント、ちょっと興奮気味に書いたこともあって日本語的にとても汚いですね……。ぜひ読み方の参考にとか啖呵切っておいて読みにくい評を書いてしまったこと、大変申し訳ないです。恥ずかしい……。 さて、本作品のこの、日常生活の中でも考察を考えてしまう感じには、瀧口修造の作品と似た印象を受けました。 彼の作品は、何言ってんだこいつ??何だこの行?なんだこの連?なんて何一つ訳分からないまま読み進めるうちにハッと心臓ぶち抜かれる一行があって、それが日常生活の中でも頭をぐるぐる回り続けて、意味を見出そうとしては失敗してまた頭をぐるぐる回って……でもそこの行考えていたって作品については何一つわからなくて……みたいな、作品にこちらの感性を殺されそうになるような感じがありますが、この印象を一般向けに読みやすくリビルドしたのが本作品の、私個人としてのイメージです。 瀧口修造よりずっと分かりやすい日本語で、分かりやすい(分かりやすそう?)なテーマで、分かりそう……と思って読み進めると、急に双方頑張れとか言われて突き放されて、は??何やってくれてんだこいつ!!!とまた読み進めようとして、人は過ちを繰り返して……俺はリバウンドを繰り返して……双方頑張れの意味は分からなくて……。みたいな。 ということで、考察は結局進められませんでした。ただ作品内の言葉が私の脳裏に焼き付いて侵食しています。 なんかわ悪女みたいですよね。手玉に取られて見事にコロコロされちゃってる感じ。 やっぱり私にはこんなに詩的な作品書けない。すげ〜。
0すみません、僕、やっぱ読み方を間違えてた気がしてきました。 みなさんのコメント、かなり面白いです。ありがとうございます。
0これは満州のことを謳われた作品だと思う。個人的にささるところがあり、一票入れます。
0作品上の言葉の無関係そうな関係と、その背後に具体的な何かが描かれてそうでわからないというところが面白いです。むしろ、これこれのこれ、となったらつまらなくなりそうな印象。 大人になるためにはそこそこ汚れなきゃいけない。身につけるの「つける」は「汚れる」と通じるように思います。 「収穫」は成長なのか出産予定日なのか、「くじ引き」と言えば今は親ガチャなんて言葉もあるなとか連想を愉しみました。 >返品を受け付ける窓口もあるが >余りにも遠い について、谷川俊太郎の「かなしみ」という詩の 《透明な過去の駅で/遺失物係の前に立つと》という詩行を思い出しました。 これ、なんだろうなー、と読みながら考えさせてくれる詩は、退屈しなくて好きです。でも赤ちゃんて実際わけわかんないですよね笑
0ありがとうございます。まずそもそも私が書き終えた時に何だこれ?と思って、でも何故か心に引っかかっていて、これはよくわからないけどもしかしたら面白いのかもしれないと思って作品として昇華させるに至ったということがあります。書き方に関して述べることは全部後付けで、むしろ私自身が知りたいと思っていることをそのまま書いたに過ぎないのかもしれません。他人事みたいに言ってますが。誤答はそれ自体が別にいけないことではなく、私はまずそれを呼び込むところから始めたりします。大前提と言いますか、最初にそれが来て欲しいという思いがありますね。
0これを書いた発端がその部分でした。赤ちゃんって丸いよね、って単純にそう思ったところから出発しています。帝国陸軍っていうのはまあ、こんな赤ん坊がいたら嫌だな、と思わせないために出してきたようなものですね。
0細かいところまで分析していただきありがとうございます。自由な解釈で全然結構ですし、ズームイン、ズームアウトは私本当によく使うかも。だからいつもわからないって言われる。書かれたコメントを読んで、えっそんなこと書いたっけ?って思わず読み返してしまいましたが、ああ確かにそういう解釈もあり得るなあと。。。勉強になりました。ただ「そのために双方頑張る」なんてのはいきなり立っていた足下の台を蹴飛ばすような行為です。 しかも2回目はフェイントで、読み手のツッコミ待ちのような状態です。なのであまり褒められたものじゃないんですよね。
0あ、滝口修三、以前知り合いにこの人のファンの人がいて勧められました。どういう人なのかよく知らなくて、でもお前なら好きそうだと言われて。今度見てみます。 >何言ってんだこいつ??何だこの行?なんだこの連?なんて何一つ訳分からないまま読み進めるうちにハッと心臓ぶち抜かれる一行があって、それが日常生活の中でも頭をぐるぐる回り続けて、 これ私いつもこんなような事考えて書いてる気がする。ていうかそれしかない。忘れた頃に発火させたいみたいな。。
0満州、なんて素敵な返し。逆に一票入れたいわ。
0私もこれ何だろうな~と思いながら書きました。いろいろ説明したくなるのをぐっと我慢して。尻切れトンボなとこも後ろ髪を引かれる想いが強くて、書いた本人としては後味が悪いのだけど、とりあえず信じてやらないとなあと思って。今は信じて良かった気がしてます。ちょこっとだけど。
1スゴイ、センスを、感じました!
0ありがとうございます。たぶんあなたにセンスがあるからそう感じるのでしょう。信管は火薬にはなれないものなので。
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