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エウリピアデスにも思い出せない
I. バス停にぼくを置き去りにする テンタクルスの憂鬱によく効くのは 古漬りキムチの残り汁くらいだろう さあクレーン車を呼んでくれ もう革命は来ない 温泉まんじゅうにも一分の魂はあるというのに いったいこれはどうしたことだ この蛸ブツ特盛り増し増しの天罰は いや 春かもしれない Ⅱ. アザラシのことです 3千m障害の走りすぎで 九段坂上第六病院に入院後 人工呼吸器を咥えて振り回し 憲法学者5名に重軽傷を負わせ 詩人3名が不治の蕁麻疹で 亡くなったとさ そんな エウリピアデスにも思い出せない ステンレス製神話の鋭利な角で 指を切ってしまって 悲しい
エウリピアデスにも思い出せない ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2116.8
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-10-26
コメント日時 2021-11-29
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
バラバラなモチーフを滑らかにつないでいて、かなりいい感じがしました。
1言葉をコラージュしまくって独自の不条理でシュールな世界を形作っているのは好感が持てます。 こういうのは好きです。
1関連の見えない言葉たちを上手く数珠繋ぎにして違和感を感じさせない所が面白いです。たぶんそのなかには実際の体験したことが隠れていて、例えば第一行目はバスに乗り遅れてしまったことを書いているとか。軽妙なリズムでユーモアを感じるんですが、こういうのは狙ってだせるものではなくて滲み出るものだと思う。実際には語り手は最終行でもあるようにいい目にはあってないんだろうね。3、と千とか所々で読み手を軽くくすぐる辺りがわかりやすいけど上手いですね。
1一筋縄では理解できないつくりになっていますね。
1どういうわけか揃って手練れの皆さんからコメントいただき、複雑な気分です。 さすがにこいつは誰も目に留めないだろう、コメゼロ、ポイントなし、しめしめ...とおもっていたんですが、見てる方はやはり見てるんですねえ。 即興のお遊びといえばお遊びなのですが、ロジックを用いずに抒情を出す、ということをやってみたかったのです。どってことない作品ですが、その目的は達成したかなと。
1こんななぐり書きにcold fishさんからもコメ頂戴してしまいました。一層、複雑な気分です。
0わるくはない作品ではあるかもしれない。突風に煽られなおも倒れない柱が不足しているのではなかろうか。
0たとえ話が面白くて、なんとなく、卑近なことを壮大な喩えでお話されているようで、ユーモアを感じました。1は蛸なので性欲とその行く先、2は恋の話か、などと想像しました。( ´艸`)違ってたらごめんなさいね!
0>突風に煽られなおも倒れない柱 んなもん、あるわけねーだろ。 匿名外れて面割れてからコメ入れてきた鈍い君に、そんなことを言ふ資格はなーい。じゃね。
0コメントありがとうございます。「卑近なことを壮大な喩えで」というのは自分で書いている時は何も意識していませんでしたが、実はそうなのかもしれませんね。大したこともない話を御大層に見せかけるのがレトリックの働きだとすれば、この落書きはレトリックだけで出来上がっているのかもしれません。つまり、中身は、何もなし(笑)
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