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殻から出れぬセミである。
殻から出れぬセミである。 永きにわたって潜ってきたが 殻から出れぬセミである。 形は出来て、声もでるが 殻から出れぬセミである。 私の鳴き声はメスを惹き付けぬ 短い今生に嘆き、その今生を 照りつける熱い道路の上で過ごす 叫びなのである。 どうかパキッと潰してください
殻から出れぬセミである。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1180.5
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 1
作成日時 2020-04-26
コメント日時 2020-04-27
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 1 | 1 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
テンポの良さが心地良いです ふむふむ、と読み進めていくと パキッと潰してください。 クスッとしてしまいました。 この作品に出会えて感謝です。
0圧倒的孤高の存在を、冒頭三行で描き切ったように感じました。しかしそれは作品の本来意図するところではなかったのかもしれません。ゆえに個人的には、以降の描写が存在感をありふれたものにさせ、尻すぼみな印象を受けてしまいました。 それだけ導入部にちからがありました。 >照りつける熱い道路の上で過ごす >叫びなのである。 ここは素敵な表現だと感じます。
0では即興の川柳にて返詩を。 鳴き止んで パキと潰れた 道の上 道の上 求め焦がされ 泣き止んだ
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