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カラスと秋空
電子的には近いでも体験的に ものすごく遠いウィグルのニュース 悲惨な現実 カラスが電線の上に乗って 私たちを見下ろす。 おい、そこのカラス お前はその目に何を見る。 そう言うと セミが泣く声と入道雲を切り裂いて 仲間はずれにされた秋空に飛んで 見えなくなった。
カラスと秋空 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1833.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 45
作成日時 2019-09-05
コメント日時 2019-09-25
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 20 | 15 |
前衛性 | 1 | 0 |
可読性 | 10 | 0 |
エンタメ | 3 | 1 |
技巧 | 9 | 0 |
音韻 | 1 | 0 |
構成 | 1 | 0 |
総合ポイント | 45 | 16 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 6.7 | 5 |
前衛性 | 0.3 | 0 |
可読性 | 3.3 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 3 | 0 |
音韻 | 0.3 | 0 |
構成 | 0.3 | 0 |
総合 | 15 | 14 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
何かを書かなければならないというような強迫観念の縛りがなく、自由さあっていいと思います。自分の手が届く場所、目に入れられるエリアにこそ詩心があって、アクロバティックなことでない、ささやかな作品であっていいのだと再認識させられました。そんなことをカラスの視点に思いました。
0うーん、もう少し詩的表現が多彩であれば良作たりえたという印象です。一連目「ウィグルのニュース」を読んだという「事実」、二連目「悲惨な現実」という「事実」、「カラス」の居場所を指す「事実」、主人公がカラスに呼びかけたという「事実」と、本質的には事実を淡々と述べているとしか見えず、詩的な表現が宿っていない点が惜しく感じました。5連目は結構好きな表現なので、5連目のようなテクニックを随所に出していけばもっと良くなるのではないか、などと考えました。
0あらゆるニュースが三面記事的性質を帯び始めているのが消費社会の現状だと本で読んだことがあります。自らの目で世界を確かめることができるカラスは、現代社会において消費されるだけの扇情的なニュースの記号から逃れ、自由な存在として象徴的に表現されていて良いなと思いました。
0①電子的には近いでも体験的に ②ものすごく遠いウィグルのニュース ③セミが泣く声と入道雲を切り裂いて ①日本語的に違和感がある ②おおよそ「ウイグル」と書くところを「ウィグル」としている違和感 ③「鳴く」でなく「泣く」 といったように、この詩は日本語としてはおかしいところが所々ある しかし、意図的にか、または偶然にか、それが読む際のフックとなって割といいアジになってる
0みうらさん コメント有難うございます。 前までは何か書かなくちゃいけない と思って書いていたのですが そんなことしても良い詩は書けないので 私自身ゆったりと確実に詩を向き合って 書くようになったのでそこが 良かったのかなと勝手ながら 思いました。 何かを感じ取っていただけたのであれば 嬉しい限りです。
0ふじりゅうさん この詩はツイッターのウイグルの ニュースに実際に影響を受けて 書いたので事実を述べたような詩に なってしまったのかもしれませんね。 ただ詩の中で事実も説明していかないと いけないとなった時の自分でできる限り の比喩や文字を変える、音韻などは やってみたつもりではあったのですが。 やはり難しいですね。 コメント有難うございました。
0いすきさん 私の思ったカラスとは違う像を感じて 頂けてすごく嬉しいです。 人によって見方が違う。 そこが詩の面白いところですよね。 自由ですか。良いですね。 これからも色々な人に 色々なカラスを見て感じで欲しいな と思いました。 コメント有難うございました。
0渡辺八畳さん 1は自分の中では もうちょっと上手く書けたかな と思っています。ただリズム的に これでも良かったのかと。 いやわからないです。 宜しければ返信で意見してもらえると 有り難いです。 2のウィグルは 実際こっちでも合ってるらしいのですが リズムを考えた時にウイグルだと 引っ掛かりがあるので こちらにしました。 3はこれは自分なりの比喩で 短いセミの命と迫害で死と隣り合わせの ウイグルの人々を重ねて あえて泣くにしました。 リアリティがあってこちらの方が 良いと思ったので。 色々な読み方をされるには もっと努力が必要だなと感じましたね。 コメント有難うございました。
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