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崩れるように溶けてゆくから、後のことはわからない
今日も電気ストーブは完全には首を振らない。何を戸惑っているのかは知らないが、私に熱を向けてはその事についての一切を忘れる。そしてまた、私の顔を熱く焼くのだ。隣ではそれを繰り返している。何かが溶け始めればいい。それは、プラスチックの椅子で構わない。一枚の水たまりのように出来るだけ平たく、広がって、地面を覆い、私の足を汚す。きっと、私は触れたと感じる。柔らかいものを足裏で感じる。
崩れるように溶けてゆくから、後のことはわからない ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 988.3
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投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-01-01
コメント日時 2019-01-03
項目 | 全期間(2024/11/24現在) | 投稿後10日間 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
拝見しました。 うーむ、私には難しすぎて内容を汲み取ることが出来ませんでした、実力不足です。 えらく客観的に「私」を捉えてあるのが面白く思いました。「きっと、私は触れたと感じる」の箇所ですね。 最初から最後まで、私の考えや行動ですら説明っぽい調子ですが、それが本作の良い雰囲気作りに一役買っている気がします。
0抽象的過ぎるけれど好きな作品。作品を何度も読んで題名から読み手が何を想像するかですね。作品の中での固有名詞である、電気ストーブとプラスチックの椅子の繋がりを考えても。電気ストーブが準主役で、プラスチックの椅子が脇役なのでしょう。何かが溶け~が主役であるなと思いました。「崩れるように溶けてゆくから、後のことはわからない 」は要するに「ゲシュタルト崩壊」のようだと感じました「メルトダウンした思考」でも合ってるのかもしれない読み方の幅が広いから読み手が迷子になるかもしれません。そう言ってる私が迷子ですから「その、そして、それ、それは、きっと」で抽象的なんですよ。具体的に書きたいなら、読み手を迷子にさせたくないなら「」内の言葉を用いず表現した方が良いです。柔らかいもの~「題名」に帰ると、一瞬の事を無感情に表現した作品。まるで街中で擦れ違う人々のように、お互いの事を知らないし知ろうとしないし、無関心ですれ違っていく。無意識を体現したような作品。意識が追いつかない状態だと何が起こっているのか分からなくなっている状態とも取れますね。読み手が自由に読める作品ですね。
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