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私のゲノムは沈黙する。
「生まれた瞬間人はタブララサではなく、遺伝子で思考が決まる」 最近そう本で読んだ。ならば毎秒起こる破壊衝動は生来のものなのか。 モラルとインモラルの交差点 湿った教科書抱きしめて転がる いい加減諦めを教えてほしい。 飽きているのは、即席の絶望。 自分自身を底から打ち砕くまで苦痛は軽快に爆破されてく。 今日降り注ぐタブララサの灰を眺め、私のゲノムは沈黙する。
私のゲノムは沈黙する。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 897.2
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投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-07-07
コメント日時 2018-07-20
項目 | 全期間(2024/11/24現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「飽きているのは、即席の絶望。」 このフレーズが今の心境をスパッと言い当てているようで、素敵だと思いました。 これが「絶望」なのか・・・というような、しかし実際にはそんな深さすら持っていない、気力の落ち込みに、簡単に陥ってしまう・・・のは、希望を徹底的に打ち砕かれた絶望ではなく、そもそも希望が見当たらない、見つからない故の困惑なのか。いっそ、徹底した絶望に陥ってしまいたい・・・と、どこかで望んでいるのかも知れず。 冒頭の、本で読んだ、という知識に、最後まで影響され続けているというのか・・・反発せず、素直に受け入れたまま作品が進行していることが、何となく物足りないように感じました。もっと掘り下げていくと、得た知識にどこかで違和感を感じたり反発を覚えている自己の基盤に、突き当たるのではないか・・・沈黙のゲノムの、その先を見てみたいと思いました。
0おはようございます。恥ずかしながら タブララサという語が初耳でした。 なんとなく「無」という意味であろうなーと 解釈して拝読しました。 詩自体への感想は、青春の葛藤て感じだなーと 感じました。 けれど、個人的にはタブララサという語を教わったのが、楽しかったです。 たぶらなさって 重ならなさ…… みたいな日本語かと初読では思っちゃいました。 タブーについてのオトマトペのようでもあり 魅力的な語感だと個人的には思いました。いつか タブララサという語を私も使用してみたいと思います。読めてよかったです。 ありがとうございます。
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