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あめは きらいじゃない
雲がこころまで覆い込んでしまうような どんな叫びだって吸い込んでしまいそうな 鈍色に絡め取られていくような 花の姿を適当に色付けした萼で誤魔化すような 真っ直ぐにに僕のもとに届いてこない 何か それらに覆われていれば 自分を隠せるから 何もさらけ出す必要の無い此処で 僕は独り だから 雨は、嫌いじゃない それでも、きみが笑って こっちもすてたもんじゃないぜ って僕の手を引くから 僕も雲を剥いでみようと思う ぼくはいま 虹の上 きみのとなりに腰かけて 傘を放った でもやっぱり きみがいるから あめは、きらいじゃない
あめは きらいじゃない ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 954.5
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投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-07-06
コメント日時 2018-08-09
項目 | 全期間(2024/11/24現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
雲に覆われる・・・それは、はっきりと自他共に、気持ちをとらえがたくなる、ということでもあるのでしょうけれども、そうやって自分を隠す、さらけ出さずにいられる、傷つかずにすむと言うことがあるのでしょう。 その状態を是とするか否か。 君の笑顔に誘われて、自らをさらけ出す勇気をもらう・・・自分を隠しておきたいという気持ちから、君に、素顔を見てもらいたいという欲望へと変わる転換が、心地よかったです。 雨とあめが、涙と甘さ(飴)にも見えてきて、文字の上でも気持ちの変化が現れているように思いました。
0コメントありがとうございます。 個人的に雲を眺めるのが好きなのですが、梅雨の時期空いっぱいに立ち込める鈍い雲の下、どこか人々はカーテンに隠れる幼い子供のようだな、などと思い書きました(気付けば梅雨明けから随分経ってしまいましたが)。 伝わってもらえるかな…と思い込めたものを沢山感じ取って頂きとても嬉しいです。ありがとうございました。
0いいですね。好きです。素直で、やさしくて。 >真っ直ぐに僕のもとに届いてこない 何か それらに覆われていれば 自分を隠せるから この少し弱気なところと、最終連に感じる僅かな成長が心地よかったです。君が連れ出してくれた、で終わらずに「やっぱり きみがいる」と変わらず「きみがとなりにいること」に希望を感じてとても心があたたかくなりました。
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