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僕の客観的事実を構成する七十三のイデア
プラネス ザラメの夏は廃墟に黄色い粉をまぶした シュメールの記憶がさらさら流れてゆく午後の管楽だ 嘆くことはない ただ精神は飛び跳ねたネジのごとく元には戻らぬ しからば魂の上の薄い光を裂き 虚無はちらばりノスタルジックに消耗されてゆく 天使に生えた赤い羽根が 錦鯉を昇天させる 桜貝を割ると 感電するオアシスのヒルの モノクロなメトロノーム 血を吐くたらい 学校は精神の実験所だ 各々が爆弾を持ち 鉛筆で死と書く 拡散された勇気はガス抜き施設で今夜打ち首だ ナチュラルな感傷は 凄腕の大工によって 分散された背景へと溶かされてゆく 微妙な差異と間違えた感情 救いはなく 淀みのある言葉の欠片にしがみつく 自殺 自殺 自殺 描かれた感情は 未知を覆うセンシティブ 撲殺 ドラマ 平常心で斬られるとなんて美しい破天だ 堕落したメダカは モノレールに乗って 午後二時にシステムに羅列された 灰と空虚は精神上の同一思想 桜とヘビは金縛りにあう 古い下着を脱ぎ捨てろ 心臓は熱く堕落した精神を摩耗する ピアニストの指が奴隷のように動いている 夏は破天 地獄で会おう そら豆の神秘的映像 茫々とした眼で見ているのは 年増女の垂れ下がる乳房を蔑視した 明るいモラリスト達だ 深夜それぞれの虚無はそれぞれの虚無の中で歌う 死にたがりの僕らは 青い夏を サディズムとニヒリズムとカニバリズムで構成した 客観的背景をもとに七つの亡霊を味方につけ 心理を直射した映像へと直観により突撃する そして飛行機に乗り世界を自由に旅しよう 口づけはいらない マラソン選手は絶望しない タカラトミーもしかり 僕らは被害者 闇夜に潜り 死滅する太陽を眺めている 虚無の体現者 死ぬならブラックコミューンで死のう その淡い形状をひっくり返しもしよう ただ奈落の底に君が落ちるとき僕は君を見捨ててしまうだろう それを恨むな 大丈夫 君が奈落の底に落ちる可能性全てを取っ払ってやる その決意で親しげに話しかけたら無視された 別にいいんだけど おや愚痴になってしまったすまない では最後に一つ言いたいことがある 僕らは虚無そのものになることで外界の虚無に立ち向かうことができるのである これが僕の信念 以上だ
僕の客観的事実を構成する七十三のイデア ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 950.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-07-03
コメント日時 2018-07-25
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
これは増殖しますか?
0かるべまさひろさん コメントが遅くなってしまってごめんなさい。 文章が増えていくか?ということでしょうか。 この詩は大幅に改変されていて今は、虚無の代償―天使のゆびという題名でnoteに公開しています。 もう完成していますので、文章が増えていくということはないです。
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