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じゃむ
あなたのために作ってたいちごジャム あなたが見えなくなった 今じゃ一瓶すら空にできない お昼にパンとジャムと牛乳って決まってたから その分の時間ができてしまった 虚しさは時より思いがけない形で現れる あなたがいた証として
じゃむ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 454.8
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 35
作成日時 2023-05-31
コメント日時 2023-05-31
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 20 | 20 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 5 | 5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 2 | 2 |
構成 | 5 | 5 |
総合ポイント | 35 | 35 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 20 | 20 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 5 | 5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 2 | 2 |
構成 | 5 | 5 |
総合 | 35 | 35 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
亡くなった父の事を思い出しました。何が余る、できる事によって失われた事が強調されてしまうのはなんとも寂しいですね。
1短い作品ですが、色々な想像ができて興味深く拝見しました。タイトルが、「いちごジャム」でも「ジャム」でもなく、 >じゃむ であるところが、話者の喪失感が伝わり、良いと思います。 あなたがいなくなった、のではなく、 >あなたが見えなくなった 話者から離れていったことも考えられるし、本当は一緒に居るのに、居ないように話者が感じているのかもしれないし、色々な想像ができておもしろいです。 >今じゃ一瓶すら空にできない >お昼にパンとジャムと牛乳って決まってたから >その分の時間ができてしまった 一緒にジャムをわけあいながら、パンや牛乳をお昼ごはんにするのが日課になっていたとして、やはり、いちごジャムは「あなた」の大好物であり、話者自身はもしかしたら、あまり好きじゃないけど、「あなた」のためにつくってあげていたのだということがわかります。 それなら、お昼ごはんは、いっそのこと、話者自身が何か、好きなものを食べたらいいのに、と思いますが、次の >虚しさは時より思いがけない形で現れる >あなたがいた証として とあるので、一緒にお昼を食べていた「その分の時間」に感じる虚しさをも、「あなたがいた証」であることを想いながらぼんやりと過ごしている話者を想像しました。
うん。こちらの作品は抒情、として成立されていると、私は思いました。感想ですが。 良い品をありがとうございます。
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