眩しい白昼夢の中にいた
やけにフィクショナルな視界
まだ何も失われていなかった(全て正しかった)
空港で 浴槽で
完璧な光があなたの肌理を滑る
モールで独り誰かを待つ いつかの記憶
映画館の匂い
浮ついたネオン
ジュラシックパークのセットみたいな観葉植物
空港みたいに大きなおもちゃ屋
わたしにはどれも関係がない
そこでずっと、架空の“あなた”を探していた
それから長い時が経ち、屋上の縁で凍えていたら
突然、あなたは銀幕を透過して現れた
柔らかいベッドで、2人だけのために祈ろう
深海で抱き合おう 溶ける皮膚
やっとあなたを見つけたのに
もう切先は届かない
水銀のドレスを纏うあなた
幽玄な横顔
簡単に壊れそうな肩幅
朧を裂く霹靂のような
わたしの傷の犀利で
印を刻む
呪いを刻む
「もう嘘はつかないで。」
そのまま甘い柔肌引き裂いて
答えを見たい
やっとあなたを見つけたのに
もう切先は届かない
もう一度だけ、触れられるところに来て
もう一度だけ
間違ってしまっても
赦されなくても
触れられなくても
汚れてしまっても...
作品データ
コメント数 : 1
P V 数 : 736.3
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作成日時 2023-05-07
コメント日時 2023-05-09
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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総合ポイント | 0 | 0 |
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閲覧指数:736.3
2024/11/23 18時36分47秒現在
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ちょっと中森明菜思い出したな 難破船とか 強固な世界観がある感じ 過去の作品をザッと見てまあ、投稿はしてるんだけどハートが強いのかも知れないけど理解されようとしていないと言うか。 理解される事を拒んでいる風ではないんだろうけど作品というか作風と言うか自分の中に繰り返す様な物語が存在していて其れを表現しているので 読者はどうする事も出来ないと言うか 通過するだけみたいな 作者の作品全体を見れば理解はできるけど正直既視感も強い 刺さる人にはザックリいくとは思うけど俺は趣味じゃなかったかも知れない 嫌いではないのだけど 取り留めない評で申し訳ない気持ちもあるなぁ 海軍 少佐(昇格)
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