フィラデルフィアの夜に XXXⅧ - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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フィラデルフィアの夜に XXXⅧ    

フィラデルフィアの夜に、針金が護ります。  多くのプレゼントがまだ開けられず積み重なり、壁に装飾、ツリーが光る誰もが寝静まったクリスマス前の夜。 誰にも気づかれる事なく、窓が割られました。 一切の音もなく、破片が雪と部屋の中に散らばり、男が入り込みます。 夜に輝く、刃物を携えて。  ゆっくりと足音。 気づかれる事なく歩む。  気配。何かいる。 目の前。 ただ、突き当りにぬいぐるみが転がっているだけ。  男は再度歩き出す。  気配。 気配気配気配気配気配気配気配気配気配気配気配気配気配気配気配気配気配気配気配  ばっと男は振り向く。 そこにはぬいぐるみ。男のすぐ後ろに鎮座している。 見渡す。何もいない。このぬいぐるみ以外、何も。  音もない。 ただ街灯の明かりが反射した。  ぬいぐるみが細い光を照射した。  絡みつく光。 男の腕に刃物に。 光輝く細い何かが、男に絡みつく。 針金。 それがぬいぐるみから伸びて、男を締め付ける。 伸びる針金、さらに男を縛り上げようと侵食する。 もがく男。暴れる腕。振り回す刃物。 針金の侵食は止まらない。 声をこらえ、残ったもう一方の腕で殴りつける。 感触、それは針の山。 柔らかに見えた、ぬいぐるみ。その体毛。 固い短い、針となって突き刺さる。  ぎゃあ、と声を挙げようにも。 針金が口にまで伸ばし、声を押し留める。 縛り上げられ拘束されていく。目の前のぬいぐるみに。  渾身の力を、全身の体重を、右手の刃物に込めて、振り下ろす。 ぬいぐるみは、真っ二つに切られた。  針金の力が弱まる。 拘束が緩んでいく。  男は逃れようとする。 でも辺り一面、ぬいぐるみが。 壁も床も天井も。かわいらしいぬいぐるみが男を睨みつけている。  伸びる針金。 四方八方から、光り輝く。  気を失う寸前。 男は最初のぬいぐるみが、傷を針金で縫い付け、何事もなかったかのように鎮座しているのを見ました。 悪鬼を睨みつける、守護神の如く。  朝、クリスマスツリーの電飾が絡まった男が家の中で転がっていました。 男は意味の分からない事ばかり口走り、酒に酔って入り込んだようでした。  ぬいぐるみたちは自分たちの定位置で、かわいらしく鎮座している。 それだけでした。


フィラデルフィアの夜に XXXⅧ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 554.1
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2022-12-15
コメント日時 2022-12-16
#現代詩
項目全期間(2024/11/23現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
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 エンタメ00
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閲覧指数:554.1
2024/11/23 18時51分02秒現在
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    作品に書かれた推薦文

フィラデルフィアの夜に XXXⅧ コメントセクション

コメント数(2)
鷹枕可
作品へ
(2022-12-16)

上手いですね。上手に辻褄が合ってはいるのですが、阿部公房的な不条理。辻褄の齟齬、余白が導入なされましたならば、化けるのではないかと、無理な注文を添えさせて頂きたく存じます。

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羽田恭
鷹枕可さんへ
(2022-12-16)

読んでいただき、ありがとうございます。 >阿部公房的な不条理。辻褄の齟齬、余白 なかなか難しいですね。 まずは阿部公房を読んでみます。

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