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懐古
ピロティの真ん中に一人寝そべって 天井越しの青空を見ていると 晴天の霹靂でした。 雨が目に、ちょうど目薬がほしかったから、ありがとうと言いました。 サッカーボールがゴールポストに当たる音が、軽音楽部のドラムに重なって 7拍のリズムでした。 音が耳に、ちょうど音楽が聴きたかったから、ありがとうと言いました。 誰かが食べてる唐揚げ弁当の匂いが、私の胃袋を刺激して お昼ご飯を食べました。 匂いが鼻に、ちょうどお腹が空いたので、ありがとうと、でも匂いだけなので、これは ほんのすこしだけのありがとうだよと呟きました。 目開けたら、独り、郷愁感じ、気づいたら涙が零れてました。 いや、でもこれは目薬だ。そう言いきかせ、目薬さしました。 ちょうど外は、にわか雨。
懐古 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1220.4
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投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-05-10
コメント日時 2021-05-10
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ほんのりとした暖かさとさみしさが同居する作品ですね。 ありがとう、という言葉の使い方が繊細で優しく感じます。
0お読みいただきありがとうございます。 懐古することに「暖かさとさみしさが同居」すると考えていますので、嬉しいご感想です。
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