別枠表示
積読詩集
泰然として居座る珊瑚集 本来私の眼を穿つ 態度とは裏腹に 眠たい言葉共は大義を果たせずそこにて懊悩 声をもたぬ言葉はまるで独り隠れん坊 垣間見た叡智界 誇りをもてども 現象界にて相手にされず ああ可哀想な言葉共!
積読詩集 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1219.5
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2020-11-02
コメント日時 2020-11-06
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
読まれない言葉に、意味はあるのか。「泰然として居座る」本の山には、現実とはかけ離れた世界についての壮大な記述が眠っているのだろう。しかし、読まれないままそこに積まれている。「ああ可哀想な言葉共!」には、嘆きとともについつい知識に憧れてしまう人間に対するユーモアも感じられる。 全編を通して、大袈裟に見える言葉もその雰囲気を掻き立てる。堅くて何かを言っているようだけれども、標準がどこか定まらない印象がある。 シンプルで、深いがそれをどこか離れてみるおかしみを備えた大人な詩。
1コメントありがとうございます。嬉しいです。 ご指摘の通り、大袈裟な言葉遣いをすることで多少ユーモラスな雰囲気を出す試みでした。 積読される言葉について、普段その恩恵を受けているのにもかかわらず憐れみを感じている。そこに 人のある種の傲慢さを感じました。この傲慢さというものを逆説的に表現するというのが、この詩がもつ1つの目標かもしれません。
0