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告別
二年前のあなたは あなたは 何を見ていたのだろう。 誰を思っていたのだろう。 二年前のあの日 あの場所 きっと寒かったのだろうね。 悲しかったのだろうね。 救ってほしかったのかもしれない。 二年前の私は 密かな興奮と あけすけな正義感と ふらついた期待で あなたの決意を侮っていた。 二年前のあなたに 手紙を書いたけど どうか笑ってほしい。 インクでなぞった言葉の 空虚を嘲ってほしい。 涙も出なかった私の 不道徳を詰ってほしい。 あなたを失って 変わらずに笑える私に あなたを忘れる私に あなたを救うことなど できるはずもなかったのだ。
告別 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1092.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 6
作成日時 2020-03-22
コメント日時 2020-03-24
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 6 | 6 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1.5 | 1.5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.5 | 0.5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0.5 | 0.5 |
総合 | 3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
インクでなぞった言葉 という表現に、とても惹かれます。 読み終えた後、タイトルをもう一度読むと、上手くいえませんが 本来の告別とは違う意味を私は感じて 、余韻を楽しませてもらいました。
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