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通/信
海は影 ただれた明日の 記憶もないまま よぎる映像は 三次元 あまたの夢と易の季節 日を二分割した 一方は電子回路 遠くで 捻り出された疑いは放置し もう一方は 反復の先へ懐古の心臓へ 決定的に配置されたキモい二次元へ 洗う水飲むのは自由だが茹でられた雲丹は彼方 わたししんじていたんですよ 畢竟 脚も手もからませる ハメに いまもどこかで息潜める埋立地通信派 闘争はとうに終わったのに 濁りきった 本部からの連絡は待たれる 髪は伸びる 生きることに慣れた脳髄の 口より燻るは 呪文 光を察する者たちへの語彙 打倒されるべき彼岸 干からびた人体 尽きることなく 遺棄されるメシ わたししんじていたんですよ おわったのか 本当に? 影は声 声は国 立派なアジテイター イキりオタク 役に立たないモールス信号 インターネット集結 夫からの手紙 いずれもついに未明には届かず烏鳴く 人間には荷が重すぎ たのだとすれば問題は音楽に似たなにか 決壊を準備し戯れる者の研ぎ澄まされ あるいは 物理をはみ出た確信 または盲信 どうでもいいですもうゆるします あなたがそこにいるのでゆるします 日の半分は寝て過ごしている 生の半分は 寝過ごしている 地獄 転じてハイになり 人が人ををつくるという日課に発展 明滅する 誕生日の身の毛もよだつ温度で必要に駆られ 狩りをしながら四方八方に 放散される礼 奪っていることについての 根本的な嘘 だって困っているんだものもらえないんだもの 隣の脅迫 撮ったり撮られなかったり 悪 見分けがつかなかったり 云々 ところで そこにいるの? 国は比喩 比喩は遅れ あなたはいずれすべてをわかる もうどうしようもなく 離れて 命懸け の営みはいわゆる千代に八千代に 恋うこと 瞑想の 重犯罪 絶叫すべき 機から幾星霜 たとえ量子だけととのえたとしても ひとりでいること 先送りにできない ならば力を行使する反復する ハメに 本当に終わったのか? あなたはあなたの持ち場から離れた 生きた心地がいま灯って消える あなたはどちらかの人間でなくていい でもほんとうに? 遅れは送り 送りは不知 不知の海
通/信 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1150.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-03-08
コメント日時 2020-03-08
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文