フィラデルフィアの夜に ⅩⅢ - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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フィラデルフィアの夜に ⅩⅢ    

 フィラデルフィアの夜に、針金が鳴りました。 風に吹かれたのか、不法に捨てられた残骸の中から伸びる針金がピィィィィィィンと震え、 音を響かせます。 その音が消えかける頃、また再び同じ音が空気を震わせました。 でもそれは、山の中の事。誰にも気づかれる事も、耳にすることもない振動です。  そのはずでした。  草を掻き分け、何かが、誰かが来る。 落ちていた枝を踏み割り、足を進めてくる。 ぬかるみに意を関せず、こっちに来る。  人々が、一斉に人々が、あらゆる障害を、暗闇を乗り越え、やってくる。  針金はピィィィィィィンと竪琴のように一人でになり続けるばかり。 そこに津波の様に人々が四方から八方から、押し寄せてくる。 それは濁流の様に続いた。  朝、人々を救出することから始まりました。 湾曲した地層の様に人々が幾重にも折り重なり密集し、山となり、それは身動きひとつできないほどだったために。 窒息しかかった彼らをひとりひとりと、結び目を解き解くみたいに。 「音が聞こえたんだ」 その中の一人がうわごとを口にします。 手には何かを握りながら。 「行かないといけないと思った」 別な口が続く。 手が未だに動きながら。 「体の言う通りに動いたんだ」 手が、針金を折り曲げながら。 「『できる事があるだろう』そんな声が聞こえた、気がした」 残骸と組み合わせた、何かを抱きかかえ、なおも作りながら。 「できる事があったんだ。みんな、みんなできる事があったんだ」 自らの背丈より大きな、オブジェに取りつかれながら。  そこにいた全ての者が、針金を用いた何かを、オブジェを、アートを、作り続け、手にし、身に着けていたのです。 一体なにがあったのか、わからないまま。  いいえ。一つわかった事。 ピィィィィィィン  針金が竪琴のようにまた鳴りだした。 倒れ衰弱していた、全ての人間がまた再び動き出す。 動く死者の如く。 でも明らかに、嬉しそうに。  その創作を止めようにも、止まらなかったのです。


フィラデルフィアの夜に ⅩⅢ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 1157.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2020-03-04
コメント日時 2020-03-12
#現代詩
項目全期間(2024/11/23現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
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構成00
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閲覧指数:1157.0
2024/11/23 18時42分21秒現在
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    作品に書かれた推薦文

フィラデルフィアの夜に ⅩⅢ コメントセクション

コメント数(2)
ベイトマン(レッドカードにより凍結)
ベイトマン(レッドカードにより凍結)
作品へ
(2020-03-11)

ヽ(・◇・)ノそう、ピィィィィィィンの正体は芋虫のディックだったのです! ヽ( ・◇・)ノそしてフィラデルフィアの夜にはトマトケチャップ皇帝が降臨します。 ヽ(・◇・)ノそんな夜にはベンウェイ医師とともに木々は春を聴くのです。

0
羽田恭
ベイトマン(レッドカードにより凍結)さんへ
(2020-03-12)

夜の中 芋虫来たり 春を聞く 針金の 創作衝動 皇帝と 医師も交じりて 混沌したり

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