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いつでも泣ける
どこも悪くないが ただ私の考えることが異常だから ここにいるのだろう 下の階へのドアはいつも閉まっている 窓は完全には開かないようだ マジックテープの靴を用意されて 袋のお菓子は手で開ける ベッドに座っていたら 人が近付いてくる 俺の悪口を言っただろう、と 私の人生は「仮」だと 本当に感じたのはこの時 本当に、本当に感じたんだ まともじゃない頭でも 信じてほしい いつでも泣いて演れるけれど あなたには嘘はつきたくない 偽ったらそれこそ 本当の異常者
いつでも泣ける ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1549.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 10
作成日時 2019-05-05
コメント日時 2019-05-27
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 6 | 5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 10 | 8 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0.3 | 0 |
総合 | 3.3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
不安な感じが静かに盛り上がってくるかのようですね。 精神病院か何かを思わせるかのような。 『袋のお菓子は手で開ける』という普通の表現も、 この流れの中に置かれると不吉な感じもしてしまいます。 そして最後の『あなた』は誰なのか、もう一人の自分?なにかなのか、とても怖い雰囲気が出てるように感じました。
0tOiLeT様 コメントありがとうございます。 そうです!精神病院です。 分かっていただけて嬉しいです。 袋のお菓子は、ハサミを使えなかったのを表現したのですが、不吉に思われたのは当たってますね。 「あなた」は私の母親です! ありがとうございます!!
0拝見しました。 異常者が、「自分は異常だ」と半ば理解はしつつ、しかし「本当の異常者にはなりたくない」(つまり本当の異常者という定義が主人公の中には存在している)という構成が非常に魅力的でオリジナリティーがあります。とくに、 >あなたには嘘はつきたくない >偽ったらそれこそ >本当の異常者 この部分が「異常者の定義」を明確にしていますし、悲壮感を感じさせられました。
0ふじりゅう様 コメントありがとうございます。 そこまでくみ取って下さり、感激しております!そして丁寧な文章で分かりやすく、大変嬉しいです。 また来月も投稿しますので、是非ご覧くださいね。ふじりゅうさんの作品も楽しみにしています。ありがとうございます。
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