3篇『過失』『再生』『詩よ羽ばたけ』 - B-REVIEW
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大人用おむつの中で

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世界は自由だ━不死━

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たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

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言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

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誰かがドアをノックしたから

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カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

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これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

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少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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きょこち(久遠恭子)

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あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

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衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

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3篇『過失』『再生』『詩よ羽ばたけ』    

『過失』 写真に映った空は 早く流れたい気持ちで いっぱいだ かすかに聴こえる 風のささやき 芸術家をめざして 苦しみの一瞬のうちに 十年が過ぎた 空の窓が閉じられている 外を拒む暗い部屋で 腐りかけた時計の 針が溶ける その先に何もないことを 知りながら 『再生』 雲から身を投げるために 雨もまた地面に落ちて 破裂する勇気が必要だ それでも衝突を恐れ 口を開いた雨粒が 震えて叫んだ それを雨音と 人は言う 美しい自殺の舞台である 大きな水たまりに 無人の観客席から放たれる 乾いた眼差しの束が 水面に突き刺さり 蒸発して、雲へ遡るのを見届ける 顔のない彫刻のような 不在の皆んなたち 鳥籠に閉じこもっている 病気の虹 外の空気を知らないまま 老いていった 深く息を吸って消えたとき 一滴の雫を残した 手入れをしていた老人が 人差し指で拾うと 雫の形をしたそれは驟雨だった 雨脚が徐々に弱まり ついに晴れ 小さな虹が生える 優しく摘んで 地平線に置いた 『詩よ羽ばたけ』 詩を書くことは、楽しい。 でも、詩を完成させることは、さみしい。 ああ、これからこの詩は一人で生きていくんだね。 作者の手を離れて、羽ばたいていくんだね。


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3篇『過失』『再生』『詩よ羽ばたけ』 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 560.2
お気に入り数: 1
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-12-06
コメント日時 2024-12-20
#現代詩
項目全期間(2024/12/22現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:560.2
2024/12/22 03時22分32秒現在
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    作品に書かれた推薦文

3篇『過失』『再生』『詩よ羽ばたけ』 コメントセクション

コメント数(10)
三明十種
作品へ
(2024-12-06)

自詩よりコメントの方が長い奴と噂されてそーな慇懃無礼な僕が最初にコメントするのもどうなのかなーなんて思いつつ、やっぱ類さんのは開いてしまうので何かコメント残しておこうと…まさしく三つ題名のとおりに進んでいきますよねーやっぱこの中で一番長い『再生』が今日の今の僕には迫ってきましたねー(滅多に僕は他人の詩で泣きそうにならないのですが) >口を開いた雨粒が >震えて叫んだ >それを雨音と >人は言う この四行、なんかねいつかどっかで似たような感覚陥ったなーなんて思い出しちゃってねー泣きそうになりましたよ(絶対泣かないけどね!泣きそうにはなった!) デジタル時計の液晶の数字も溶けるんですよーって事をお伝えしてコメント終わりまーす!ありがとうございました。

1
はちみつ
はちみつ
作品へ
(2024-12-07)

『再生』は僕には難しかったです(汗)が、『過失』と『詩よ羽ばたけ』にはともに考えさせられました。 『過失』 名声が欲しい人は多いと思うし、僕自身よく、もしそうなれたらと想像もとい妄想してしまうのですが、そんな浮ついた気分から目を覚まさせてくれる力を感じました。往々にしてそんな気分でいる時ほど、周りにあるものや人の輝きに気づけていないように思います。芸術家を目指しながら美しさに対して閉じていたら、それこそ本末転倒ですよね。 『詩よ羽ばたけ』 それこそ羽ばたく詩だと思いました。というのは、さみしいと言いながら、そのじつ詩をひとり立ちさせてあげるということに対する矜持に満ちた詩とも読める気がするからです。 しかしストレートに読んだ折りには、一筋縄ではいかない問題を突きつけてくる。それは、そうは言っても本当のホントに自由に解釈してくれて構わないと言い切れる作者はどれだけいるのかという、現実的な問題です。 理想を言えば誰しも、自分の込めたありったけの気持ちを、それこそ読み手の脳と自分の脳を直接繋いで注ぎ込みたいくらいの気持ちがあるのではないか。僕は客観視が下手なので完成した瞬間はドーパミンだかエンドルフィンだかが出まくるのですが、しばらくして冷静になると"伝えたいことの10分の1くらいしか伝わらないだろう…"と一気にさみしくなります(笑) とはいえ、そんな「なんとしても伝えたい」という気持ちは大切なのかなと。見方によっては傲慢きわまりないかもしれませんが、ベタながら詩を「ほんとうのコミュニケーション」の別名だと考えるなら、それを捨てることは詩を捨てることにほかならないのではないか。そんな様々なことを考えました。

1
三明十種さんへ
(2024-12-07)

こんばんは。 長文のコメントをいただき、感激しております。拙作を読んでいただけるだけでも十分に幸せなことですが、こうして深く読み込んでくださり、温かなご感想までいただけるとは、本当にありがたいことです。 題名についてですが、今回は作品の内容に寄り添った素直なものを選びました。『再生』よりも長い作品を掲載する予定もありましたが、まだ切り詰めが必要だと感じ、今回は見送りました。その代わりに『過失』を選んだ次第です。 詩というものは不思議なもので、時折、心の奥深くに隠れていた記憶を引き出す力を持っています。そこに涙を引き出す力が加われば、さらに良かったのかもしれませんね。それでも、大人が泣きそうになるというのは、並々ならぬ経験や感受性があったからこそのことなのでしょう。そのことを思うと、読者の人生に少しでも触れることができたのだと感じます。 デジタル時計の液晶の数字が溶けるというお話も、大変興味深いです。熱の影響だったのでしょうか。それとも、目が溶けていたのではないでしょうか。 こちらこそ、ありがとうございます。

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湖湖
湖湖
作品へ
(2024-12-08)

病気の虹、という例えは人の優しさを、人への愛を、感じます。

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はちみつさんへ
(2024-12-08)

こんばんは。 ご感想を嬉しく拝見しました。 昨日から睡眠薬が効きすぎて、なかなか上手く返信ができないのですが、「頑張っているんだな」と感じました。情熱というものは、時に自分の目を曇らせる障害になり得るものですね。情熱的でありながらも、クールさを保つことが大切だと思います。 私は詩を書いているとき、常に自分の作品を批判し続けています。まさに粗探しです。『詩よ羽ばたけ』は、頭にフッと浮かんできたものをそのまま書き上げた作品で、1分もかからずに完成しました。一方、『過失』は少なくとも10回以上見直して批判を重ね、気になった部分を修正しました。そして『再生』に至っては、30回は推敲を繰り返し、粗探しと修正を繰り返したと思います。それでも、まだ気になる点は残っていますが。私はベートーヴェンのように、推敲の鬼でありたいと思っています。 >理想を言えば誰しも、自分の込めたありったけの気持ちを、それこそ読み手の脳と自分の脳を直接繋いで注ぎ込みたいくらいの気持ちがあるのではないか。 この言葉を読んで、懐かしい気持ちになりました。詩を書き始めた頃、私も同じように考えていたことがあります。でも、今ではそれが愚かなことだとわかります。言葉への思いは人それぞれであり、その人の人生経験が大きく影響しています。もし自分の思いを100%伝えようと努力しても、相手がそれ以上の強烈な思いを抱えていた場合、その伝達はただの劣化になってしまいます。それに、言葉を通じて自分の人生経験を押し付けることは、読み手の人生経験を否定することにもなりかねません。それは、読み手が持つ「読む楽しみ」を奪ってしまう行為だと思います。 はちみつさんの気持ちはとてもよくわかります。それでも、最終的には表現力を磨くことに尽きると思います。自分の伝えたいことを100%伝えるよりも、言葉そのものが持つ多様な解釈を楽しむほうが、詩の醍醐味だと思います。 作品については、自由に読んでいただければ嬉しいです。私の仕事は作品を完成させることで、それ以上でもそれ以下でもありません。その先、読者がどう感じ、どう受け取るかは読者の仕事だと考えています。書き手と読み手の役割は、別々に切り分けて考えるべきだと思っています。

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はちみつさんへ
(2024-12-08)

それに、言葉を通じて自分の人生経験を押し付けることは、読み手の人生経験を否定することにもなりかねません。 上記の文章の「人生経験」は「イメージ」でも「思想」でも代入可能です。

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湖湖さんへ
(2024-12-08)

こんばんは。 虹であり、同時に虹ではありません。病人であり、同時に病人ではありません。愛であり、そして愛ではありません。私は、そういった書き方を好んでいます。裏表があるのではなく、裏も表も併せて表現したいのです。

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作品へ
(2024-12-09)

筆者のひとりごと。 三篇シリーズは一旦、今回で取りやめます。メリットよりデメリットが大きいと感じたからです。テーマが統一された連作であれば一定の訴求力が期待できますが、異なるテーマの三篇では全体が散漫な印象になりかねないからです。

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熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
作品へ
(2024-12-20)

「再生」が一番好きですね。私も、三明さんが挙げている表現の部分が良いと思いました。 一つ、気になったのは、コメント欄で類さんが話している、 「虹であり、同時に虹ではありません。病人であり、同時に病人ではありません。……(略)」 という考え方についてなのですが、私は賛成です。しかし、ふと、これは自分にも言えることなのですが、裏の解釈をしようにも、表面の表現がもうそのまま面白いので、そのまま受け取りたくなる時があるな、と。 もちろん、裏が用意されている、それほど抽象度がある作品だとは思いますが、「虹が病気にかかるなんて……」と、その独特な表現に、私はしばらく立ち尽くしてしまいました。良い詩でした。

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熊倉ミハイさんへ
(2024-12-20)

こんばんは。 『再生』は三篇シリーズではなく、単品として投稿するべきでした。三篇の中でも特に手を掛けた作品であり、好評をいただけたことを嬉しく思います。 >虹であり、同時に虹ではありません。病人であり、同時に病人ではありません。 この言葉は少し誤解を招いたかもしれません。本来、私が伝えたかったのは「虹でもあり、病人でもある」ということです。「虹であるなら病人ではないし、病人であるなら虹ではない」という視点を意識しつつ、同時に「虹でもあり、病人でもある」という視点も可能であるように綴りました。 この裏も表も併せて表現するという手法は、ピカソやブラックのキュビスムに着想を得ています。たとえば、ピカソの有名な作品『泣く女』をご存じでしょうか? ピカソが用いた、見えない側の顔を無理に見える側に引き出す技法を私なりに応用し、裏側がまったく別の存在であるかのように表現しました。 すなわち、キュビスムをさらに一歩進めた形です。例えば、林檎を題材にしたとしましょう。その裏側には実は満月があり、その満月の要素を無理に林檎の見える側へ捲り出す。そんな手法を採っています。 少々話しすぎてしまいました。どんどん自分の手法が明かされていきますね(笑) 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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