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重力
重力 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 888.3
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2024-02-24
コメント日時 2024-03-11
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こういう詩にコメントがついていないのが悲しい。まさしく現代的な詩だと思う。 「重力」というタイトルが肝である。「長方形の黒い板」はスマホだろうか。安易に「スマホ」と書かないのがいい。涙は落ちるのに、手ではしっかりと握られている「黒い板」。そいつだけは重力を無視して我々にしつこく付きまとう、そんな物体のように思える。 涙が茶色の、お味噌のようになって流れるというのも心にくる。我々はたとえば、他人の茶色い涙を見たらどう思うだろう? 同情の念が純粋に生まれるだろうか? この茶色の涙は、自分のぶち当たる悩みが誰からも理解されないのではという悲しみも含まれていると、私は解釈する。 最後も印象的である。「朝御飯」!? ならばなぜこの詩中主体は冒頭椅子に座っているのか。横に寝そべるといった、重力を身に受ける、楽な姿勢では眠れていない。現代人の慢性的な疲労感がある。 こんなにも現代人の辛さを五行に凝縮しているのは圧巻である。ぜひ、今後も現実社会をその鋭い眼でくり貫いていっていただきたい。
2長方形の黒い板ってなんだろうってずっと思ってた、ミハイさんのコメントでハッとした!スマホか! 前半三行で重力を置き後半は日常を出すことで〝イキタクナイ〟そんな思い/姿があらわれます。それでも朝御飯ができたと、当たり前に急かされる、この者の状況が理解できます。誤読かもしれませんけど。
1朝食を作る人がまな板を抱えたまま、いつの間にか朝食の一部(味噌汁)になっている光景が浮かびました。読む人によって見えてくる映像が変わってくる、ちょっと不思議な作品だと思います。
1この作品は、あたらしさの中でも、押し引きでは、押し、に行っているな、と。 面白いんだけれど、この作者さんならば、もっと多角的に「感情」を記述できるとして 今回は結構ドライに書いているのかな、と思いました。
1熊倉ミハイさん、コメントありがとうございます。初めて自分の詩にコメントをいただいて嬉しいです。茶色のお味噌のような涙の異常さが誰からも理解されない悩みを表している、という解釈はとても面白いです。まさに目から鱗どころかお味噌がこぼれ落ちそうです。作詩者としては、茶色い涙で、スマホの使い過ぎで溶けてしまった脳みそを表しました。さらに脳みそを垂れ流しながら家族や愛する人間が朝ご飯を作ってくれていることに「できたわよ」と言われるまで気づくことができない。
1A・O・Iさん、コメントありがとうございます。初めて自分の詩にコメントをいただいて嬉しいです。どこかに行くのを朝から渋る、というのは面白い解釈だと思います。その解釈で自分の詩を読み返してみようと思いました。
11.5Aさん、コメントありがとうございます。初めて自分の詩にコメントをいただいて嬉しいです。非常に創造的で面白いと思いました。作詩者としては、どちらかというと脳内で思い浮かべた静止画を言語化しているという意識でしたが、映像としてとらえると更に面白い解釈ができるのだと感じました。
1田中恭平さん、コメントありがとうございます。初めて自分の詩にコメントをいただいて嬉しいです。作品から感じるドライさ、面白い視点だと思いました。私自身の一人称ではなく、三人称視点で状況を記述しており、さらに少し気持ち悪ささえ感じる「茶色の涙」も淡々と描かれているから、ある意味で無味乾燥とした印象を受けるのでしょうか。詩を一人称、三人称の枠組みで見てみると、ウェットさ、ドライさに変化が現れるのかな、とまた新しい疑問が生まれました。
0返信が途中で終わってしまっていました。「できたわよ」と言われるまで気づくことができない。それは悲しくもあるが重力のとうに付きまとうスマホやテクノロジーを前にしては仕方のないことなのかと、自分の詩の解釈がタイトルも含めてさらに拡張されて面白いと思いました。
1短い詩なのに新味があっていいですね。
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