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舞台
CUT IN 星のない静かな夜に眼が醒めた 二階の窓をそっと開いて 遥か摩天楼に眼を凝らす 風に揺られて 点滅する街の灯が 誕生日ケーキの蝋燭みたいだ 赤い頬をした可愛い子どもが 口いっぱいに風を溜め込んで吹きかける CUT OFF どこまでも続く闇は 深海のような夜を満たす 暗闇の中で私は 私を繋ぎとめる見えない糸を解く 超高速で夜の底へ落ちてゆく 世界は パ ント マイ ム そのものだ FADE FADE FADE FADE FADE
舞台 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 618.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 13
作成日時 2023-02-20
コメント日時 2023-02-21
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 2 | 2 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 3 | 3 |
構成 | 2 | 2 |
総合ポイント | 13 | 13 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 2 | 2 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 3 | 3 |
構成 | 2 | 2 |
総合 | 13 | 13 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
はじめまして。 前半のカットイン 夜の街の情景が上手く表現されていると思います。 その映像が眼に浮かぶようです。 息を吹きかける可愛い子供は、作者の分身でしょうか。 後半のカットオフ どこまでも続く闇は、夜の闇であるとともに、心の中の闇なのでしょう。 超高速で落ちてゆくのは、眠りに落ちるのか、それとも心の中に巣くう暗黒へと落ちるのか。 超高速で落ちるが故に、相対的に世界はパントマイムなのかもしれません。 ただこの後半部で、「どこまでも続く闇」、「暗闇の中で私は」と、すぐ近いところで闇という言葉を二度使用しています。そこを例えば「漆黒」とか「無明」などといった違う言葉を使えば、より深みが出ると思います。 でも全体として、夜の情景や心象を巧みに描き出していると感じました。
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