暁の夢が彼方あの場所へ届く
曲線を描いて
僕はあなたにはこの服のほうが良く似合うと思う
お仕着せの樹皮に蝉が留まって泣いている・・・・
心は咲くために光を浴びる
優しい心を見出すためにじっと観察している
黄色い花弁は蜂を受けいれる
暮れ行く時代を新しくしようと
革新の思いを持ち続ける私
そのような空気の中に存在する道の上にある
とどまり続ける
散らず色あせる
生命現象にふさわしい歌
過去へさかのぼる必要
触れる機会を無くして現れたものを良いと考える
知られずに塵のようになる
生きている事実は意志を目覚めさせられるだろうか
同じものを求め
違いに泣いてしまい
青い空はどこまでも遠くへ続き
失くした心と時間と想い
秘密の合図
とどまれない
楽園とは破滅と裏表
すなわち
悪いものを手探りでかき
姿を無くしても孤独ではないというらしい
怖さの源流をたどると
行きつくのはいつも一点であるから
楽しく流れることもできるだろう
情緒的な関心はたくさんの花のようである
後悔しないようにとは私のいつもの言い種だ
少しのリズムを生むくらいでなんの足しにもなりはしない
離れ行くものよ悪い殻を捨てて心の孕む永遠を続けよ
心を覆うものを風の中にあるようになびかせて戯れているのは
遊具で楽しんだ時に耳の奥に頭の中に
風の流れを聞き知ったことがあったから
嘘の聞こえないように愛を口にしたいのだ
欲望が姿を変えて現れる夢
風吹き荒れる荒野の中で一人立つように夢が映される
支えてくれ
命の守護者現れよ
失うことに涙しても麻痺した心をさすり続けよ
長さでははかれぬものが己の知らぬ強さをはかりつづける
帳簿など破り捨て
人を守るための意志を光らせよ
夢を見ることが命の証に
愛を思うことが人の証に
作品データ
コメント数 : 7
P V 数 : 830.0
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-01-05
コメント日時 2023-01-06
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:830.0
2024/11/23 18時57分23秒現在
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良いことを聞かせていただきましたよ。薄味で、小さくても丁寧に。もちろん、へりくだりたいですよ、もっともっと。僕の頭が固くなってしまっているのはお見通しのようですが、あまり先が長くなさそうな自分でも、精一杯人の言うことを聞き、見習ってやっていくつもりです。コメントをありがとうございました。恐縮です。
0最近、同じ「書く」ということに詩とか小説とか批評とか、そういう区別があるのかなと考えていたのですが、この作品を読んで、やっぱり「詩」という分野はあるなと思いました。なぜだろう、理由は分からないのですが、そう思ったことは事実です。と、このことはさておき、一見、この詩は重量感があり、また濃度が高いという印象。 >生きている事実は意志を目覚めさせられるだろうか >情緒的な関心はたくさんの花のようである このような箇所は、作者の非凡を見せつけていますね。 書かなければよかったのにと思わせる凡庸な部分もありはするのですが、そこはこの作者なら自分で気づくことができると思いますので言わずにおきます。
1詩というジャンルはあります。詩という言葉が現存することに表れているように。沢山の公平な批評の言葉をいただき、ありがとうございます。レスポンスがいただけると書いた甲斐があります。ビーレビの存在が嬉しいです。
0なんやろなあ、いや、黒髪作品を昔から知っている読者からすれば、最近の氏の作品は怖い。鬼気迫るという言葉があるけれども、まさにそれだろう。二、三年前にあった黒髪作品極まれりだなって思っていた作品群には希望があったんですよね。それは作者にある希望としてではなくて、読む側にも希望が読めた。けれども、今は、それが薄くなった気がします。こんな感想読む側の勝手な言いがかりですが。
1何でしょう。前作は絶無から有を産褥せしめるかの様な剛腕を感受致しましたが(そちらの方が私は好みでしたが)、 今作はより自然体で書かれていらっしゃるのかな、と思いました次第でございます。 多分、良しに附け悪しきにつけ善し悪しに囚われやすい気質をお懐きに成られていらっしゃる事と存じますが(私もそうですが)、 善悪の彼岸を超えて、出鱈目に美しいモノを記述してみようではありませんか。 応援しております。頑張って下さいませ。
1現実で怖いこと(超常的なこと)を見すぎたんです。でも、同じ人間なので希望が書けない訳では無い、むしろ自分自身の現実の希望がっていう話で、でも陰よりは陽が上回ることに賭けたく思っています。コメントをしてくださってありがとうございます。本当は少しホッとしたというか打開につながりました。
0剛腕も、継続してやっていかねば本物ではありません。美しいものを書くのは、エミリー・ディキンソンを好きになったときから持っている思いですので、ぜひとも。共にやっていきましょう、応援をありがたく受け取らせていただきます。
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